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八条荘はヒロインが多くてカオス過ぎる

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第百七十話 ウチナンチューその三

「豚バラ煮込みね」
「あれね」
「そう、あれも好きだよ」
「あれはね」
 豚バラ煮込みについてはだ、こう言った安座間君だった。
「じっくり煮込んでね」
「そうしてだよね」
「香辛料も利かせてね」
「それも忘れたらいけないよね」
「そう、本当にね」
 実際にという言葉だった。
「美味しいよね」
「中華料理の代表の一つだね」
「うん、僕も好きだよ」
 安座間君は僕に笑顔で話してくれた。
「豚肉の方もね」
「それで豚バラ煮込みも」
「好きなんだ」
「スパムやステーキ以外も」
「そちらもね」
「そうなんだね、それとね」
 僕はさらに話した。
「もう一つあったね」
「山羊だね」
「そうそう、それだよ」
 僕は安座間君に笑顔で応えた。
「山羊もあるよね」
「お刺身にして食べたりね」
「汁ものにもするよね」
「そうだよ、これがね」
「また美味しいんだよね」
「食べたことあるんだ、山羊も」
「あるよ、ただ新鮮なものじゃないよ」
 このことは断った。
「冷凍ものでね」
「まあそこはね」
「仕方ないよね」
「うん、お刺身には出来るから」
 冷凍ものならだ。
「いいよ」
「そうだよね」
「うん、それで沖縄だと」
「お刺身にするならね」
 他のお料理ならともかくだ。
「やっぱりね」
「新鮮なものに限るよね」
「そうだよね」
「僕鶏や豚の刺身も食べたことあるけれど」
「豚もなんだ」
「鹿児島の方でね」
 実際にあった、鹿児島も昔から豚を食べている。
「食べたよ」
「そうだったんだ」
「流石に沖縄でもね」
「豚は生ではね」
「食べないよね」
「少なくとも僕はないよ」 
 これが安座間君の返事だった。
「如何にもじゃない」
「豚を生で食べるとあたりそうだね」
「そう思うからね」
 それでというのだ。
「食べたことないよ」
「まあ僕も鹿児島でだけだから」
「そうなんだ」
「鶏は最近あるけれどね」
 こちらのお刺身はだ。
「色々なお店で」
「そういえばそうかな」
「ササミのね」
 こちらのお肉でだ。
「あるね」
「あとたたきとか」
「そっちもね」
 こう安座間君に話した。
「あと牛肉もね」
「それは普通だね」
 こちらのお刺身はだった。 
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