八条荘はヒロインが多くてカオス過ぎる
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第百五十二話 あと二日その九
「馬には乗らずにね」
「駆けて泳いで登って」
「そうしてるよ」
作品によっては超能力か妖術みたいな技でだ。
「あの人も」
「棟梁でもでござるな」
「忍者だからね」
徳川家康の傍にいてボディーガードみたいなことをしている、そうして十勇士から家康を守るのだ。
「それでね」
「ううむ、忍者に馬は無用でござるな」
「そうなるね」
「ではバイクも」
「いや、バイクはね」
今で言う馬についてはとだ、僕はマルヤムさんに答えた。
「どうもね」
「違うでござるか」
「結構合うみたいだよ」
「そうでござるか」
「うん、現代忍者ものだと」
アクションの場面等でだ。
「乗ってることもあるよ」
「左様でござるか」
「特別に改造したバイクに乗って」
「それで活躍するでござるな」
「あと車に乗ってる作品もあるよ」
漫画や小説やゲームでだ。
「特別に改造されているね」
「現代忍者でござるな」
「忍術と科学を一つにしたね」
「それは面白そうでござるな」
「結構現代忍者ものもあるからね」
創作のポピュラーなジャンルの一つだろうか。
「だからね」
「そうした作品ではでござるか」
「よく乗ったりしてるよ」
「バイクには」
「そうだよ」
「現代忍者はハイテクでござるな」
「そうなんだ、本当に科学と忍術が一緒になっていてね」
忍装束ではなくてスーツを着て戦うことも多い、そうして夜のビル街を駆けつつ手裏剣や彼方も使う。
「体術も使って」
「科学もでござるか」
「使うんだ、まあバイクに乗ったヒーローだね」
「特撮ものみたいでござるな」
「そうだね、忍者を熱かった特撮も多いし」
「そうした作品でもバイクは出てそうでござるな」
「そうだね、面白いね」
僕はマルヤムさんに笑顔で話した。
「馬は合わなくてもね」
「では拙者バイクもでござる」
「乗る様になるんだ」
「そうなるでござるよ」
「安全運転でいってね」
「承知したでござる、それと」
マルヤムさんはさらに言った。
「バイクは日本製にするでござる」
「日本なんだ」
「日本のバイクの評判は聞いているでござる」
「性能がよくて故障しにくい」
「デザインもいいでござる」
そうした条件が揃っているからだというのだ。
「拙者バイクは日本製でござる」
「そうするんだね」
「絶対にでござる、祖国でのバイクもいいでござるが」
それよりもというのだ。
「日本製の方がでござる」
「嬉しいね。最近日本でバイク売れてないんだ」
「そうでござるか」
「若い人が乗らなくなってね」
バイク好きが減ったせいかだ。
「それでなんだ」
「バイクが売れなくなったでござるか」
「車の方もね」
乗用車の方がだ。
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