インフィニット・ストラトス《もう一つの第零世代型IS》
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第29話一輪の花
前書き
大変お待たせしてすいません!
いやぁFGOのApocryphaコラボに集中してまして(汗
そんなこんなで始まります第29話!
ここは空港近くの倉庫
その中では誘拐されたシャルロットたち縛られて座っていたのを一人の女性が二人を見ていた
ジル「私たちをどうするつもりだ…」
??「なぁに…最新の機体を持ってくる間だけここにいてもらうだけよ」
そうすると奥の方から飛行音が聞こえてきて…
ローズ「ジルさん!シャルロット!」
ジル「ローズ!?」
コスモスを纏ったローズが現れた
??「ふふっやっときたわね、私は今の瞬間をどれほど待ち望んだこのなのかしら。ローズ」
ローズ「あ、貴女は、シルヴィ・サリエル!?」
シルヴィ「そうよ…、あなたに憧れあなたに認めてもらいたかった…。何故引退なんかしたのよ!?」
なんとその女性の正体は現ダイヤモンドグロッソフランス代表選手シルヴィ・サリエルであった
ローズ「私の戦いは終わったの…だから引退したのよ」
ここだけの話だがローズはジルと結婚する前はISの選手としてかなりの成績を残していたがジルとの結婚を境に選手を引退をして今に至る
シルヴィ「うるさい!そんなの認めない!それとも私に負けるのが怖いの?」
ローズ「そうよ、怖いわ。でも無駄よ、あなたは負けるわ」
シルヴィ「なにを言ってるの?今のあなたに私に勝てるの?」
シルヴィはローズの発言を否定し、嘆く
そしてシルヴィは自分の専用機クリムゾン・スカイを身に纏った
ローズはジルとシャルロットを庇うように前に立ったが…
ローズ「えぇ…そうよ…今の私じゃあなたに勝てない…」
シルヴィ「それじゃぁ!」
ローズ「それでもあなたは負けるわ…だって戦うのは…」
ローズ一旦言葉をそこで区切った
その瞬間
シルヴィ「っ!?ぐっ!!」
銀色の機体が奥からやってきてシルヴィに攻撃をした
その姿は頭には獣の耳のようなヘッドギアがあり、手足の先は鋭い爪が造成されており腰から大きな尻尾が出て、背中には大きな翼ができていた
聖成「あぁ…戦うのはローズさんじゃねぇ…この俺だ!」
シャル「聖成っ!」
正体は銀狼の福音を纏った聖成であった
聖成「ローズさんは二人を頼みます…俺は…」
シルヴィ「なにものよ!?」
聖成「ちょっと外に出てもらいますよ!」
そのままシルヴィの腕を掴み外へと飛び出して行った
ローズはコスモスを解除し、二人の縄を解いた
ローザ「よかった…本当に無事でよかった…」
ローズはジルとシャルロットの首に腕を巻き安心をしている
ジル「ローズ…」
ローズ「えぇ…もしここで貴方達を失ったら私…亡くなったジャンヌに顔向けできないわよ…」
シャル(えっ…)
シャルロットには衝撃的な一言であった
何故ならジルの実妻であるローズの口から自分の実の母親の名前が出てきてさらに顔向けできないとまで言っているのであるから
シャル「な、なんで…お母さんの名前が…そこで出て来るの…」
その言葉を聞きジルとローズは顔を合わせて互いに頷きローズはシャルロットと正面から話した
ローズ「シャルロット…、私はあなたの母親のジャンヌとは大の親友だったのよ。あなたに隠れて私とあってる時もいつもあなたの話ばかりだったわ。そして彼女が亡くなる時に言われたのよ、[シャルロットを頼むわ]と…」
ローズは一息おいてから
ローズ「今まで辛い思いさせてごめんなさい…。今更謝られても許されないのはわかってる…。でもこれだけは信じて…わたしもジルさんも…そしてジャンヌもあなたのとこを愛しているってことを…」
自分が思っていることを全て打ち明けたそれも嘘なくすべてを…
そのことにシャルロットは涙が溢れてきて…
シャル「う…そ…だよ…グスッ…嘘だよねぇ…」
ローズはそのままシャルロットに抱きつき今まで冷たく接してきた感じではなく…今までできなかった母親らしい声で…ジャンヌと同じくらい優しい声で
ローズ「いいえ…本当よ。私はあなたを大事にしてるわ…なによりもね…」
シャル「うっ…ぐっ…うわぁぁぁぁ!」
このような感じになっているがローズは心の中で
ローズ(やっと母親らしいことできたかしら、どう?ジャンヌ…)
数十分後
外ではまだ聖成が戦っている何故なら零騎士やタジャドルではなく初めて使う福音のため本来の身動きがまだ掴めていないのであった
ローズ「シャルロット…あなたにこれを」
ローズはシャルロットに自分の持ってきた《コスモス》を託した
シャル「これって…」
ジル「これは新しく開発したIS、名前は…《コスモス》だ」
シャル「っ!それって…もしかして…」
シャルロットは何かに気づいたらしそれは昔の記憶のことであった…
シャル「お母さんの好きな花ってなに〜?」
ジャンヌ「ん〜…コスモスかしらね?急にどうしたの?」
シャル「ううん、ただ今度お母さんに花冠作るときに好きな花がいいなぁ〜って思ってね。えへへ」
それは遠い昔の出来事の話であった
シャルロットはコスモスを両手で握りしめて
シャル「…コスモス…お母さんの好きな花…僕に力を貸して!」
その瞬間なんとコスモスとラファールが同時に起動し、二つのコアが共鳴し融合をした
そして一つのISへと変わっていく…
父が最初にくれた風、そしては母親の好きな花…その二つが重なり合うのであった
ジル「っ!二つのISが一つに…しかも形がラファールでもコスモスでもない…」
シャル「ううん違うよ、お父さん…このこは…」
この機体は親への感謝を送る際にあげる物…その名も…
シャル「輪廻の花冠だよ!!」
ローズ「リィン=カーネイション…いい名前ね…」
ジル「あぁ…シャルロット、早く彼のもとは向かいなさい」
シャル「うん!」
そう言ってシャルロットはその場を飛び立った
倉庫上空
シルヴィと聖成が戦っていたがいつもの機体とは違うのと相手は現役のIS世界選手ということもあり聖成が苦戦をしていた
シルヴィ「そんな実力でどうやって私に勝とうと思うの!?」
聖成「ぐっ!」
そんな中したらから大量の弾丸が放たれた
シルヴィ「っ!?なに?どうなってるの!?」
放った本人はシャルロットであった
シャル「聖成!僕も戦うよ!」
聖成「シャル!そのISどうしたの?」
シャル「そんなことよりも今は目の前の相手でしょ?」
聖成「…それもそうだな」
シルヴィ「ちぃっ…やってくれるじゃない…二人まとめて相手してあげるわよ!」
シルヴィは持っていた剣で斬りつけてきたがまず聖成がそれを手の爪で受け止めた
シルヴィ「なに!?」
聖成・シャル「「チェックメイト!!!」」
その後ろからシャルロットがショットガンを放ちそこから高速切替でアサルトライフルに持ち替えさらにダメージを負わす
シルヴィ「ぐっ…たった一手で…キャァ!!」
シルヴィはその一瞬でシールドエネルギーを全て減らし、落ちていったがISの絶対防御により身を守られた
今回の一件に関わった人は全員逮捕され、シルヴィは選手から降ろされてしまった
当然の結果といえば当然であるがファンの人たちにとってはとてつもなく衝撃の出来事であった
場所は変えデュノア邸
ジル「んー、やっぱり似合ってるねぇ〜。」
聖成「そ、そうですか…」
聖成は何故か白いタキシードを着せられていた
ジル「うんうん…似合ってるよ!さぁ、いこうか」
聖成「は、はぁ」(何故食事するだけなのに着替えねばならぬのだろうか…)
聖成はなぜか食事のだけのために着替えさせられたと思っているが実は違う
ジル「さぁ、扉をあけてごらん」
聖成「わ、わかりました」
聖成は言われたまま目の前にある扉を両手で開けた
そこには…白いドレスを着たシャルロットがいた
シャル「せ、聖成!?/////」
それを見られたシャルロットは赤面になってしまった
聖成「シャル!?どうしたんだよその格好」
シャル「それは…お母さんにこれを着てここで待っててって言われて待ってたんだけど…そしたらこうなったの」
聖成「そ、そうか」
ジル「まぁまぁそんなこと言ってなくていいから隣に並んだ並んだ」
ジルは聖成を押しながらシャルロットの隣へと並ばせた
聖成は白いタキシードでシャルロットは白いドレス…、完全に絵面が結婚式なのである
ローズ「ふふっ似合ってるわね、お二人とも♪それとも元々お似合いカップルだからかな?」
シャル「や、やめてよ////お母さん////」
聖成「そ、そうですよ////お似合いだなんて////」
二人はものすごく赤面になり互いの方向が見れなくなってしまった
しかし聖成は勇気を出して思い切った行動に出た、それは
聖成「シャル、ちょっと力抜いてね」
シャル「えっ?な、何?きゃっ!」
聖成はシャルロットの背中と脚を同時に抱っこをしたがこれは俗に言うお姫様抱っこである
ジル「ひゅ〜やるねぇ〜」ニヤニヤ
ローズ「若いっていいわねぇ」ニヤニヤ
保護者二人のニヤニヤが止まらないのである
シャル「せ、せせせせ聖成!?ななな何を!?//////」
聖成「何ってお姫様抱っこだよ、シャル////」
その後シャルロットが再起不能になってしまったとか
後書き
さぁてフランスもとうとう終了!原作より早くも登場してしまった、輪廻の花冠!
次回第30話夏休み
聖成「等々次回予告すらしなくなった…」
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