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八条荘はヒロインが多くてカオス過ぎる

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第百四十四話 お盆の後の海その六

「ジョジョもディオも」
「あのジョジョも大きい」
「二メートル近くあったんだよね」 
 確か一九五あった、とんでもない体格だ。
「作品の中じゃそんなに大きく感じないけれど」
「他にも大きいのが出て」
「そうそう、けれどよく読んでいたら」
 初代だけじゃなくて歴代ジョジョの多くがだ。
「大きいね」
「ラガーマンだけあって」
「何人も引き摺ってるしね」
「あれはオーストラリアじゃ見られない」
「ニュージーランドでもです」
 それは何故かというと。
「皆あれだけの体格ですから」
「むしろもっと大きいの一杯いる」
「二メートル一三〇キロとか」
 文字通り戦車みたいなのがだ。
「いるよね」
「三国志で言うと関羽」
 エリザさんはこの英雄の名前も出した。
「それ位がいる」
「関羽って大きかったからね」 
 作中でも屈指の大柄だ、二メートルを優に超える巨体で二十キロを優に超える青龍偃月刀を振るう。
「あの人も」
「今だったらラガーマンかレスラ―」
「どっちかになってたかな」
「そして強かった」
「そうだろうね」
 演義では無敵だけれど史実でもそうだったらしい。
「しかも頭もいいし」
「知勇兼備」
「そうした名将だったんだ」
 だから中々倒せなかった。
「だからゲームとかでも強いんだ」
「成程、そうなのね」
「けれど本当にラグビーをしても」
 何かあの見事なお髭の関羽がラグビーをしている姿を想像した、ユニフォ―ムはオールブラックスだ。
「強かっただろうね」
「実際に」
「並みいる相手チームの選手をどんどん吹き飛ばして」
「そうなっていたと思う」
「中国の豪傑でしたら」
 ジョーンさんも言ってきた。
「魯智深も強そうですわね」
「ああ、水滸伝の」
「花和尚でしたわね」
「うん、この人も強いよ」
 錫杖を手に縦横無尽に暴れ回る、実に痛快な豪傑だ。
「体格もいいしね」
「やはり二メートルありますわね」
「確かね」
 作中の尺、当時の中国のそれから見るとそれだけあるらしい。
「あの作品の豪傑って大きい人多いけれど」
「強いだけに」
「そうなんだ」
 これが実際にだ。
「体格もあるというか体格があって武芸を見に着けてるから」
「強いのですわね」
「そうなるね」
 言われてみればだ。
「だからラグビーもやったら」
「凄いですわね」
「うん、ただ魯智深は乱暴だからね」
 とかく酒好きで何かあると暴れる、とはいってもこれでもまだ黒旋風の李鉄牛に比べたら遥かにましだ。
「頭に血が回ったらね」
「暴れますわね」
「こっちからは仕掛けないけれど」 
 作中で読む限りはだ、ただ居酒屋で飲んで酒乱を起こしそうではある。 
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