サトシ「25歳」〜理想と現実の先にあるもの〜
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謎の女性:「それで?
、、だいぶ魘されていたみたいだが、
お前さんは何を見たんだい?」
サトシ:「俺が見たのは、、、
昔のカントーでした」
謎の女性:「昔のカントー?」
サトシ:「はい、、。
あ、いや、、多分ですけど、、、。
とにかく、建物も何も無い時代。
何千年も前だと思います」
謎の女性:「太古か、、。で、
その太古のカントーで何かあったのかい?」
サトシ:「、、、」
サトシは自分の見た映像を全て女性に話した。
謎の女性:「ポケモンが一方的に人を襲う、、。
なるほど、、太古のカントーで起きていた事を、
お前さんは見せられたんだね」
サトシ:「、、見せられた?」
謎の女性:「お前さんは、自分の中に居る
”もう一つの魂”の記憶を見せられたんだ」
サトシ:「もう一つの魂、、」
謎の女性:「今まで自分に何かしらの
変化などは起きなかったかい?私の予想じゃ、
お前さんが初めてここを訪れた時以降に
何かきっかけがあったと思うが」
サトシは少し間を置き、自身の出来事を
振り返った、、。
そして、、、
サトシ:「、、古代書、、、」
謎の女性:「ん?」
サトシ:「ヒロシが持ってきた、
グレンタウンにあった古代書、、。
それを見てから変な夢を見たり、
急に頭ん中に太古の映像が流れたり、、。
古代書や古代絵を見ると、俺だけ
太古の映像を時々見るようになったんです」
謎の女性:「なるほど、、。
その古代書や古代絵とやらは分からんが、
それをきっかけでお前さんはもう一つの魂を
取り入れてしまったって訳か、、」
サトシ:「もう一つの魂って、、
俺、誰かに憑依されてるんですか!?」
謎の女性:「恐らく、、。だが、
今のお主からは何も感じられない。
感じるのは、お前さんが命の危険を感じた時。
それも、トレーナーと対峙し
ポケモンがお前さんを襲う時だ、、」
サトシ:「!」
女性の見解によると、もう一つの魂が
表に出る時の条件は”サトシが誰かと対峙し、
ポケモンバトルの中でポケモンに
命を狙われた時”との事であった。
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