| 携帯サイト  | 感想  | レビュー  | 縦書きで読む [PDF/明朝]版 / [PDF/ゴシック]版 | 全話表示 | 挿絵表示しない | 誤字脱字報告する | 誤字脱字報告一覧 | 

ヘタリア学園

しおりを利用するにはログインしてください。会員登録がまだの場合はこちらから。 ページ下へ移動
 

第六千六百六十四話  リアルフランス書院

第六千六百六十四話  リアルフランス書院
 サド侯爵の宴についてです、フランスはこの上なく嫌そうなお顔でオーストリアさんにお話しました。
「もうサドにマゾに複数に同性愛にな」
「何でもありでしたね」
「こう言うのは嫌だけれどな」
 こう前置きしてお話するのでした。
「フランス書院の世界だったんだよ」
「あの日本の出版社ですね」
「ああ、今から見るとそうなるな」
「本当にそんな世界があるのですね」
「あったんだよ、とにかくな」
 フランスはサド侯爵のお話をさらにします。
「もう自分の趣味を満喫してたんだよ」
「その倒錯趣味の極みをですね」
「ああ、そしてな」
「そしてですね」
「それがまた上司の人を怒らせてな」
「遂に、ですね」
 今度は火刑になりませんでした、ですがそれでも逮捕されて刑務所送りになりました。当時では重罪だったので。


第六千六百六十四話   完


                   2017・11・10
 
ページ上へ戻る
ツイートする
 

全て感想を見る:感想一覧