ヘタリア学園
しおりを利用するにはログインしてください。会員登録がまだの場合はこちらから。
ページ下へ移動
第六千六百五十六話 異端文学の極み
第六千六百五十六話 異端文学の極み
フランスは文学も自慢ですがそのフランスにオーストリアさんが言いました。
「私と貴方で一つになるそうです」
「どういったコンビなんだよ」
「エスとエムです」
それでコンビだというのです。
「私のところにマゾッホという作家さんがいまして」
「ああ、わかったよ」
フランスはオーストリアさんにむっとしたお顔で返しました。
「俺はサドだな、サド侯爵で」
「そうなります」
まさにその通りと答えるオーストリアさんでした。
「お気持ちは如何でしょうか」
「最悪だよ」
うんざりとしたお顔で返したフランスでした。
「何でそっちでセットになるんだよ」
「ですがそうした方面も文学ということで」
「異端文学かよ」
「はい、まさに」
そうした文学だというのです、フランスにとってはこれも嫌なお話です。
第六千六百五十六話 完
2017・11・7
ページ上へ戻る