ヘタリア学園
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第六千六百五十四話 何と江戸時代はずっと
第六千六百五十四話 何と江戸時代はずっと
宇喜多秀家さんの子孫はずっと八丈島にいました、それで江戸にいる日本の上司の人も困っていました。
「子孫まで出ないとはな」
「恐ろしいことですね」
「本人の代で出すつもりだったんだ」
何しろ江戸から直接出てはどうかと言った位です、上司の人は日本に困り果てたお顔でお話しています。
「それが子孫までとは」
「想像していませんでしたね」
「頑固な血筋なのか」
本気でこう思う上司の人でした。
「恐ろしい頑固さだ」
「私もあそこまで頑固な一族ははじめてです」
日本の長い歴史の中でもというのです、宇喜多秀家さんの時点で日本もここまでとはと驚いていました。
「恐ろしい方です」
「ある意味においてな」
「何時出てくれるのでしょうか」
「この世が終わるまでか」
本気でこうも思った上司の人でした、結局宇喜多さんは大政奉還まで八丈島から出ることはありませんでした。
第六千六百五十四話 完
2017・11・6
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