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ヘタリア学園

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第六千六百五十一話  切り捨てると

第六千六百五十一話  切り捨てると
 ロマーノはイタリアに怒って言いました。
「北の奴等我儘過ぎるだろ」
「けれどこっちの人達が言うにはね」
 イタリアは困ったお顔でお兄さんに返しました。
「自分達が南の面倒を見てるって思ってて」
「それで切り捨てたいのかよ」
「そうなるね」
「何だよその理屈」
 ロマーノは弟さんの説明に余計に怒りました。
「やっぱり我儘だろ」
「けれど本当にシチリアはね」
「貧乏なうえにマフィアかよ」
「その二つが問題だから」
 何しろマフィアが経済を牛耳っているとさえ言われています、このことはナポリも同じと言われています。
「そこをどうするかだよ」
「二つ位何てことないだろ」
「あるから」
 経済とマフィアのことがというのです、このことをお話してもどうしても解決出来ないロマーノのです。


第六千六百五十一話   完


                    2017・11・5
 
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