夢幻水滸伝
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第二十五話 五騎星その十三
「欧州は騎士の国で技術的にはむしろ太平洋より低い」
「そうなんか」
「そうや、西欧も東欧も魔術とかは発達してて錬金術もあるが」
「技術的にはこっちよりもか」
「太平洋で一番技術が低いのが中南米やが」
「中南米位の技術か」
「大体それ位か、ただロシアやインドはその欧州よりも低い」
芥川はそちらの地域のことも話した。
「ロシアの人口は三億、インドは十二億や」
「人口はそんなとこか」
「欧州は五億や」
「そんな感じか」
「それに欧州は浮島も少ない」
「それであの五人が覇を競ってるんやな」
「そうした地域や」
あちらの世界ではというのだ。
「そうなってるわ」
「そうか、あとそこに中東や中央アジアやアフリカが入るか」
「そうなってる、ちなみに太平洋は他にカナダとかモンゴルもある」
そうした国々も存在しているというのだ。
「台湾、あと韓国もや」
「その辺りの国もあってか」
「どういう動きするかや」
「それも問題か」
「ああ、そうした国々も含めてな」
「統一していくにゃな」
「そうしたこっちゃ」
まさにというのだ。
「僕等」
「色々あるんやな」
「ちなみに太平洋の人口わかったやろ」
国力の重要なパラメーターの一つであるそれがというのだ。
「大体四十八億や」
「あっちの世界の人口の六割か七割位か」
「それ位や」
「ほんま多いな」
「多いことは多い」
実際にというのだ。
「神星のおる地域ではな」
「神星って言うたな」
「中央アジア、中近東、アフリカも人口は多い」
そうした地域もというのだ。
「そこにも星の奴結構おるしな」
「そこも入れたら太平洋の人口の割合も減るか」
「その分な、中央アジアと中東で何億もおってな」
そしてというのだ。
「アフリカはこっちの世界でもやけどな」
「めっちゃ人多いか」
「ああ、けどな」
「けど?」
「正直今は太平洋のことで手が一杯でな」
「そうした地域まではか」
「手が回らんな」
それが現実だというのだ。
「どうもな」
「そうなんか」
「まだまだな、統一したらな」
「次は発展させてやな」
「欧州か印露枢軸と戦うか」
「その枢軸がやばいな」
氷帝と雷帝のとだ、綾乃が言ってきた。
「何ていっても」
「ああ、多分統一して発展させたら」
芥川も綾乃に話した。
「次はな」
「枢軸とやな」
「決戦や」
そうなるというのだ。
「しかも全力でな」
「そうなるからアフリカとかはか」
「綾乃ちゃんと中里が言う枢軸と全面対決になるやろから」
「その後にか」
「そうなるわ」
優先順位は低いというのだ。
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