ヘタリア学園
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第六千四百九十一話 あの火文字は
第六千四百九十一話 あの火文字は
アメリカ妹も中国妹も山の方を見て少し残念そうに言いました。
「あの大文字焼きはまだなんだね」
「祇園祭の時はしないあるか」
「あれはお盆の時です」
その時にとです、日本妹が答えました。
「焼きます」
「ふうん、そうなの」
「少し後あるな」
「そうなのです」
その時にというのです。
「ですから今はないです」
「わかったよ、じゃあね」
「お盆の時に来る機会があればあるな」
「そうされて下さい、ただ」
ここでバスの中に置かれていたあるパンフレットを見て少し曇ったお顔になった日本妹でした。
「京都の韓国さんの歴史ですか」
「それ女優さんが配ってたよ」
「さっきそうしていたある」
そのパンフレットがたまたまバスの中にあったのです、こうしたことは日本ではよくあることです。
第六千四百九十一話 完
2017・8・17
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