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夢幻水滸伝

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第十五話 傭兵の四人その十八

「チェックが必要なのです」
「そういうことやな」
「はい」
 まさにという返事だった。
「そうした監督をお願いします」
「そうか、それで玲子ちゃん内政出来んってのは」
「円地さんですね」
「あれは監督せんのか」
「決定もわからないと言ってです」
 そうしてというのだ。
「加わりませんので」
「そやからか」
「彼女は内政が出来ないのです」
「そうなんか」
「そうしたことには一切興味がなくしかも本当にこうした内政のお話です」
「わからへんのか」
「そうなのです」
 玲子はというのだ。
「そうした方です」
「つまりわかる位でか」
「計画が」
「それで内政は出来るんやな」
「何もわからないと決定も出来ません」
「そやないとええとかわからんからか」
「そうです」
 そういうことだというのだ。
「つまりは」
「そういうことか」
「それと途中何かありましたら」
「賊が出たり戦になったらか」
「巨人が出てもです」
 その場合もというのだ。
「中里君には出陣してもらいますが」
「自分はか」
「私と樋口君はです」
 弥生はというのだ。
「内政に専念します」
「そうするんやな」
「はい」
 そうだというのだ。
「その時はお願いします」
「わかったわ、ほな宜しくな」
「そうさせてもらうな」
「不測の事態は起こることなので」
「東海とかな」
「あと九州とも海を挟んで国境を接しましたが」
 太宰はこのことも話した。
「彼等は日本で最も好戦的で武闘派と言われています」
「ほな何時攻めてきてもか」
「おかしくありません」
 彼等はというのだ。
「ですから」
「いざって時はか」
「宜しくお願いします、ただ本来はです」
「本来は?」
「内政が整ってです」
 それからというのだ。
「戦としたいですが」
「九州とはか」
「四国も収めて」
 そこまで進めてというのだ。 
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