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『乱文乱舞』

作者:零那
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『悔』



いつになっても悔しい想いはする。
幼かったあの頃だけじゃない。
大人になったところで無力なのは変わらない。

昔から思い描いていた理想の大人にはなれなかった。
憎み続けた大人の仲間入りをしただけだった。

悔しい想いをする其の度に何を恨んだだろう。
何にぶつけてきただろう。
どうすることが正しかったんだろう。

答えはいつだって見つからないままだった。
未だに見つからないのは何故なんだろう。

それすら悔しいと思うことが間違ってるのだろう...。


 
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