八条荘はヒロインが多くてカオス過ぎる
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第百八話 プールサイドからその十六
「一瞬で消えて」
「なくなるわよね」
「そうだと思うよ」
誰もが言う、ロシアの寒さは違うと。その寒さを乗り切る為にウォッカはどうしても必要だったと言う程だ。
「アルコールもカロリーだから」
「そのカロリーもね」
「寒いと」
その寒さに向かう為にだ。
「使うから」
「もうそれこそ一気に」
「ビール位だと」
蒸留酒と比べるとアルコール度が全く違う、そういえば僕も最近ビールはあまり飲んでいない。飲む人はやたら飲むけれど。
「飲んでもね」
「飲む傍からかしら」
「カロリーを消費して」
「酔いも冷めていくかな」
「ビールはね」
テレサさんが言うには。
「かなり飲まないとね」
「酔わないし」
イタワッチさんも応える。
「ビールはね」
「そうよね」
「暑くてお酒飲んでるとすぐに回るけれど」
「ビールでもね」
そのアルコール度が低いビールでもだ。
「お風呂の後とか」
「そうした時は身体が水気を要求しているから」
「すぐにアルコール吸収して」
「酔っちゃうのよね」
本当にそうした場合はすぐにそうなる。
「これが」
「今の季節なんかそうよね」
「うん、それに美味しいしね」
僕も今の季節、夏のビールについてはこう二人に答えた。
「僕はビールはあまり飲まないけれど」
「味自体は好きよね、義和も」
「ビールは」
「痛風が気になるからね」
本当にどうしてもビールはこれが気になる、このことは仕方がない。その中にあるプリン体のせいですなるのだ。
「気をつけてるんだ」
「日本酒は飲むのに」
「ビールは、なのね」
「まあ日本酒も飲んでるけれどね」
こちらは糖尿病だ、お酒はアルコール以外にも気をつけないといけない。
「そっちもこれからは、かな」
「気をつけるの」
「そうしていくの」
「うん、ワインの方がいいかな」
和食を楽しむ時もだ、何でも明治帝が糖尿病になられたことについても日本酒が大いに関係しているらしい。おやつでアンパンやアイスクリーム、蒸しカステラに羊羹がお好きだったそうだけれどそちらは量自体は多くなくいつも一切れ程だったらしい。
「飲むなら」
「そういえば日本酒飲んでも」
「江田島でだけ?最近の義和」
「ワインとか焼酎が多いわね」
「最近はね」
「うん、日本酒も好きだけれど」
今は赤ワインを飲んでいるけれどそれでもだ。
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