ヘタリア学園
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第六千二百四十三話 厳罰過ぎる
第六千二百四十三話 厳罰過ぎる
聖書を一通り読んでからです、大人になったイタリアは今度はロマーノにこう言ったのでした。
「旧約ってお仕置き凄いよね」
「聖書のことかよ」
「うん、新約はそうでもないのに」
けれど旧約はというのです。
「些細な過ちも見逃さないしね」
「それで何十倍って感じで返ってるっていうんだな」
「お仕置きがね」
「それが神様なんだろ」
旧約聖書の、というのです。
「気にしていたら仕方ないぞ」
「そういうものかな」
「そうだろ、じゃあ今から教会に行くぞ」
ロマーノはイタリアを急かしました。
「バチカンと二人で会う約束あっただろ」
「あっ、そうだったね」
「少なくとも新約じゃそこまで厳しくないからいいだろ」
新約程はというのです、ロマーノはこう言ってイタリアの言うことは気にしませんでした。厳しいとは思いながらも。
第六千二百四十三話 完
2017・4・18
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