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ヘタリア学園

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第六千二百三十八話  主人公が強くても

第六千二百三十八話  主人公が強くても
 ベルギーはバビル二世の原作とアニメ両方を読んで視てから日本にあらためてこんなことを言いました。
「確かに主人公サイド強過ぎるけど」
「主人公も三つの僕も桁外れに強いですからね」
 この三つの僕が空に海に陸に一体だけでもとんでもない暴れ方をします、しかも主に対して絶対の忠誠心を持っています。
「だからそう言われますね」
「そやけどや」
 それでもと言うベルギーでした。
「敵も強くて魅力的やとな」
「はい、主人公サイドがチートでもです」
「別に構わへんねんやな」
「左様です」
 作品として面白いというのです。
「これが」
「そやねんな」
「成程なあ、そういうことにしたらええんか」
「敵が弱いとどうしようもありません」
 作品として面白くなくなるというのです、この辺りがわかっていた作者さんは流石伊賀の影丸や三国志を描いた人です。


第六千二百三十八話   完


               2017・4・15 
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