ヘタリア学園
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第六千二百三十七話 鬼の如きお仕置き
第六千二百三十七話 鬼の如きお仕置き
ローマ祖父ちゃんはイタリアにさらにお話しました、そのバベルの塔が壊れた後もです。
「塔を壊して人間の傲慢に怒ってな」
「それでどうしたの?」
「ああ、言葉を色々に分けたんだよ」
「だから色々な言葉があるんだ」
「そうだ、凄いだろ」
「凄いっていうかやり過ぎじゃないの?」
イタリアはそのお話を聞いて思うのでした。
「お仕置きが厳しいよ」
「ああ、そう思うか」
「うん、塔を壊しただけじゃないんだ」
「そうだ、言葉も分けたんだ」
「それってことは」
どうかとです、イタリアは思うのでした。
「人と人がわかり合いにくくさせたんだね」
「言葉が違うと意思疎通が難しくなるからな」
「そこまでするってどうなのかな」
幾ら何でも厳し過ぎるというのです、イタリアはバベルの塔のお話を聞いてこう思ったのでした。
第六千二百三十七話 完
2017・4・15
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