| 携帯サイト  | 感想  | レビュー  | 縦書きで読む [PDF/明朝]版 / [PDF/ゴシック]版 | 全話表示 | 挿絵表示しない | 誤字脱字報告する | 誤字脱字報告一覧 | 

ヘタリア学園

しおりを利用するにはログインしてください。会員登録がまだの場合はこちらから。 ページ下へ移動
 

第六千二百三十五話  神の怒り

第六千二百三十五話  神の怒り
 ローマ祖父ちゃんは所謂ちびたりあだった頃のイタリアにさらにお話します。その塔のことを。
「で、神様の世界に行こうとな」
「塔をどんどん建てていったんだね」
「ああ、高く高くってな」
 そうしていったというのです。
「もうどれだけになったかな」
「千階位?」
「それ位かな」
「凄いね、千階なんて」
「それでもうすぐってなったらな」
 まさにその時にです。
「神様が怒り狂ってな」
「塔を壊したの?」
「ああ、雷を落としてな」
 そうしてというのです。
「その塔を壊したんだよ」
「最初からそんなことするなって言ったらよかったんじゃ」 
 ふとこう思ったイタリアでした、何はともあれこうして塔は破壊されてしまったのです。あと一歩というところで。


第六千二百三十五話   完


                2017・4・14

 
ページ上へ戻る
ツイートする
 

全て感想を見る:感想一覧