ヘタリア学園
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第五千九百四十四話 象について
第五千九百四十四話 象について
ローマは象に苦しめられたことがあります、それはカルタゴとの二度目の戦いの時でした。
「何だあのでかいのは!」
「凄い頑丈さですね」
「しかも鼻が長くて捕まったら大変です」
兵士の人達も驚いています。
「何ですかあれ」
「戦場で暴れ回って大変ですよ」
「これは参ったな」
言っている間にローマ軍は象達の突撃で混乱状態です。
「どうしたらいいんだよ」
「しかも敵は騎兵隊も使ってきます」
「象だけじゃないですし」
「厄介ですね」
「どうして戦えばいいんでしょうか」
ローマ軍は象達の為に大混乱に陥りました。
それで戦いの後もです、ローマは言うのでした。
「あの時は大変だったぜ」
「そうだったみたいだな」
ゲルマンがローマに応えます。
「どうやら」
「ああ、今思い出してもな」
ローマにとって相当なショックでした、それは第一次大戦の時に戦車を見たドイツ軍の将兵もそうだったでしょう。
第五千九百四十四話 完
2016・11・8
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