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ヘタリア学園

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第五千九百四十五話  大きな人

第五千九百四十五話  大きな人
 アレクサンドロスさんはインダス河での戦いをはじめました、いきなり物凄い敵が出てlきました。それはといいますと。
「あれが象か」
「はい、そうです」
 ペルシャはアレクサンドロスさんに答えました、濃い灰色の皮膚に長いお鼻の大きな生きものが河の向こう岸にいます。
「あれが象です」
「大きいな、しかもだ」
 アレクサンドロスさんは人も見ています、その中に途方もない大きさの人がいたのです。
「あの者も大きいな」
「敵の上司みたいですね」
「何というのだ」
「確かボールス、大王と呼ばれていますね」
「そうか、では余と同じだな」
 アレクサンドロスさんも大王と呼ばれているからです、だからこそアレクサンドロスさんも対抗意識を持ちました。
「どちらが真の大王か雌雄を決しよう」
「何か戦士か英雄としてになってません?」
「そうかも知れないな」
「やっぱりそうですか」
 大王というよりかは、というのです。ペルシャはアレクサンドロスさんの気質がわかってきました。王である以前に英雄なのです。


第五千九百四十五話  完


                        2016・11・9
 
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