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八条荘はヒロインが多くてカオス過ぎる

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第八十七話 帝国海軍その十五

「そうなりますわね」
「そうなるよ」
 本当にだ。
「だからね」
「徴兵もありませんわね」
「今みたいになりたい人がなって」
「他の方は他の産業に就職ですわね」
「それがいいよ、まして今の軍隊いや自衛隊って専門職だから」
 それぞれの職務のだ。
「徴兵よりもね」
「志願制でしっかりと人を採用して」
「やる気のある人をね」
 そうしてだ。
「それがいいから」
「だからこそですわね」
「うん、徴兵はないよ」
「今の日本には」
「それテレビでそっちの専門家の人が言ってたよ」
 政治家でその防衛問題の専門家の人がだ。
「絶対にないって」
「常識に考えたらそうですわね」
「そうだよ、まあ本当に戦前の日本みたいな徴兵制したら」
 僕はまた言った。
「かえって人少なくなるね」
「ですわね、あそこまで厳しいと」
「殆どの人がアウトになって」
「身体検査、そして素行チェックで」
「その二つでね」
 本当にそうなる。
「緩くしたら変な人が入るし」
「そうなりましたら」
「もう酷いことになるから」
 その辺りにいるヤクザ屋さんやチンピラみたいな人が自衛官になったらだ、入隊してから徹底的に根性を叩きなおすにしても。
「変な人を入隊させられないしね」
「何かこうして考えていきますと」
「徴兵制なんてね」
 それこそだ。
「ないよ」
「結論としてはそうですわね」
「うん、まあとにかく今日はね」
「海自さんの学校ですわね」
「そこに行くから」
 またテレサさんに話した。
「今日も楽しんでね」
「そうさせてもらうわね」
「じゃあまずは朝御飯を食べて」
「それからね」
「うん、行こうね」
 こうしたことを話してだった、そのうえで。
 僕達はビュッフェ方式の朝食を食べた、僕はサラダやソーセージ、ハムにオムレツにパンそれに野菜ジュースや牛乳を飲んで朝からかなり食べた。それで二日酔いとお風呂を経てエネルギーを美味しく摂取した。そうしてまずは午前中の部活の練習を受けた、そこで汗をかいて午後からいよいよその幹部候補生学校だった。


第八十七話   完


                       2016・4・11 
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