八条荘はヒロインが多くてカオス過ぎる
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第八十七話 帝国海軍その一
第八十七話 帝国海軍
何かとりとめのないお話が何時の間終わってだ、僕は自分の部屋に戻って寝た。そして朝起きた時間はというと。
「今日も早いね」
「何か自然に目が覚めるよな」
「飲んだ後ってな」
何人かが起き上がった僕に言って来た、寝巻きにしているジャージ姿のままで。
「喉渇くせいか?」
「飲みまくったせいでな」
「頭痛いな、今日も」
「二日酔いだな」
「うん、僕もだよ」
起きて頭の鈍い痛みにうんざりとなった、そのうえでの言葉だ。
「痛いよ」
「ああ、じゃあな」
「また風呂入るか」
「朝風呂な」
「特にサウナな」
「うん、サウナに入って」
何はともあれだ。
「汗かいてね」
「酒抜こうな」
「水風呂にも浸かってな」
「それで二日酔い一発で消えるからな」
「そうすればな」
「何かこの合宿ってね」
去年もそうだった、実際のところ。
「いつも朝はこうだよね」
「二日酔いでな」
「大変なんだよな」
「頭痛いぜ」
「それもかなりな」
「そうなんだよね」
その痛む頭で言った。
「飲み過ぎるからね」
「ついついな」
「高校生の合宿だけれどな」
「皆八条町のノリで飲むからな」
「ホテルの中で」
どういうことかわからないけれどこのホテルの中では八条町の町の条例と同じで十五歳から飲める、それもいい酒がお池みたいにある。
それでだ、僕達も飲んでいるのだ。
「一昨日もそうだったし」
「昨日もそうでな」
「多分今夜もだろうな」
「絶対にそうだな」
「飲むだろうな、俺達」
「それで明日の朝もこうだろうな」
「二日酔いで苦しんでるな」
起きている子達は皆言う、見れば。
部屋にいる皆が起きた、二日酔いのせいか動きが異常にだるくてゾンビの動きみたいだった。顔色も相当に悪い。
その中に僕もいてだ、皆に言った。
「とにかく今はね」
「酒抜こうな」
「お風呂行ってな」
「早くそうしような」
「このままじゃ何も出来ないぜ」
「うん、頭が痛くて」
それに身体がだるい、お酒が残っていて。
「部活どころじゃないよ」
「よし、じゃあ全員でな」
「早く行こうぜ」
「酒抜きにな」
「そうしような」
皆でだ、何とか起き上がって。
そのうえで大浴場まで行った、ゾンビみたいな動きのまま。
それで何とか脱衣場で服を脱いでだ、お湯を浴びて身体を奇麗にしてから。
皆でサウナに入った、そこで汗をかいてると。
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