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八条荘はヒロインが多くてカオス過ぎる

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第八十三話 海での午後その一

                 第八十三話  海での午後 
 一キロの遠泳の後僕達は整理体操の後自由時間になった、ここでジョーンさんが僕のところに来て声をかけてきた。
「何をされますか?」
「ええと、実はね」
「考えていませんか」
「遊ぶつもりだけれど」
 それでもとだ。僕はそのジョーンさんに答えた。
「そこまではね」
「では、です」
「では?」
「皆で遊びましょう」
 ジョーンさんはにこりと笑って僕に提案した。
「八条荘の皆さんで」
「そういえば皆今ここにいるし」
「都合がいいですわね」
「そうだね」
 言われてみればとだ、僕はジョーンさんに答えた。
「それはね」
「それではいいですわね」
「うん、じゃあね」
「ここで遊びましょう」
「皆でね」
「丁度です」
 ジョーンさんが周りを見回すとだ、八条荘の皆が来てだった。
 そしてだ、僕もジョーンさんに言った。
「そうだね、そうしようか」
「今日の午後は」
「ええと、皆いいかな」 
 もう皆僕の周りに来ていた、二十四人の娘が皆いる。僕はその皆に言った。
「これからここで遊ぼうね」
「それで何をしますか?」
 千歳さんが聞いてきた。
「これから」
「ううん、ビーチバレーとか」
「それをですか」
「交代でする?休憩の間は休んだり西瓜割りしたり」
 それにだった。
「海で遊んだり」
「色々ですね」
「してね、メインはね」
「ビーチバレーですね」
「そうしようか」
「それでは」
「いいんじゃない?」
「そうよね」
 他の娘も僕の言葉に頷いてくれた。
「それじゃあね」
「これからビーチバレーして」
「休憩の間は適当に遊ぶ」
「そうしてね」
「楽しく遊ぼう」
「これからね」
「そうしようね、ここの海はいいよ」
 僕は瀬戸内の海のこともだ、皆に話した。
「さっき入ってわかってると思うけれど」
「うん、何かネ」
「凄く爽やかある」
 ジューンさんと水蓮さんが僕の言葉を聞いて頷いた。
「日差しもよくテ」
「海も奇麗ある」
「その海にいるとネ」
「気持ちよくなるある」
「だから楽しんでね」
 僕は二人だけでなく他の皆にも言った。
「これからね」
「よし、やるよビーチバレーヲ」
「楽しみある」
「チーム分けは」
 僕はそれをどうしようかと考えた、そのうえで。
 ざっとだ、こう決めた。
「くじ引こうか」
「単純な決定だな」
「六人一組かな」
 井上さんにこう返した。 
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