ヘタリア学園
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第五千七百五話 恐ろしく強い鯨
第五千七百五話 恐ろしく強い鯨
白鯨もアメリカ文学です、太平洋を舞台としたこの作品についても日本はアメリカに対して言うのでした。
「モビーディッグはマッコウクジラですね」
「真っ白なそれだぞ」
アメリカも日本に答えます。
「それがあの鯨だぞ」
「マッコウクジラにしましては」
ここで日本が言うことはといいますと。
「大き過ぎますね」
「船も普通に沈めるからな」
「一体どれだけの大きさでしょうか」
「途方もない大きさなのはわかるな」
どう見ても二十メートルは遥かに超えていることは確かです。
「一体どれだけなんだろう」
「ほぼ怪獣ですね」
「自然の強大さを表現した鯨らしいな」
「だからあそこまで強かったのですね」
「そして格好よくもあるな」
敵役でもです。
この作品は長い間評価されませんでしたが今では違います、哲学的な意味も含んだ海洋文学の名作の一つとされています。
第五千七百五話 完
2016・7・8
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