ヘタリア学園
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第五千七百四話 剣と冒険
第五千七百四話 剣と冒険
コナンは王様になりましたが最初はまさに裸一貫の冒険者でした。
「文字通り裸ですからね」
「着ている服すらなかったぞ」
アメリカも日本にこのことを認めます。
「多分下履き位しかなかった時が多いぞ」
「露出度が多いですね」
「武器は己の身体だったんだ」
まさにいい意味で野蛮だったのです。
「そこからどう乗り切るかが作品の魅力だったんだ」
「そうでしたね」
「原作者の人はそれが出来なかったんだ」
ここで俯いてしまったアメリカでした。
「僕も残念だよ」
「お母上の介護で疲れておられたとか」
「そうだったんだ」
「だからこそコナンは、ですね」
「作者さんの理想でもあったんだ」
それだけに思い入れが強かったみたいです。
「どんな苦境も文明じゃなくて自分の力で乗り越える」
「そうしたヒーローが、だったのですね」
原作者の人の適わない、そうはなれない理想がコナンだったかも知れません。裸だけでも苦境を自分の力で乗り越えていく。
第五千七百四話 完
2016・7・7
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