八条荘はヒロインが多くてカオス過ぎる
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第七十話 軽食その二
「注文したらすぐに来てね」
「安くてか」
「そして美味しいんだ」
「では今からそれを確かめよう」
「あとね」
僕は留美さんにさらに言った。
「ここのメニューはどれも量が多いから」
「そちらもいいのか」
「大体アメリカンサイズだよ」
僕は量についてもそうだと話した。
「ここのはね」
「そういえばお客さんはだ」
コーナーの前の席はだ、結構人が座っていて色々と食べているがだ。
「学生さんが多い様だな」
「若い人が多いよね」
「遊び帰り、部活帰りのか」
「そうしたお店なんだ」
「しかもだ」
留美さんはお客さん達が食べているメニューのお皿や丼も見た、そのうえで言った。
「確かに量もな」
「多いね」
「その様だな、ではだ」
それならと話してだ、そしてだった。
僕達は皆でスナックコーナーに入ってだ、そのうえで。
それぞれメニューを注文した、ラーメンやおうどん、焼きそば、お好み焼きにサンドイッチやお握りをだ。たこ焼きも頼んだ。
そのメニューを囲んで皆で食べる、テレサさんはそのおうどんを食べて言った。
「あっ、確かに美味しいね」
「そうだよね」
「うん、こしも味もよくて」
テレサさんはまずは麺の味から言った。
「おつゆの味もね」
「いいよね」
「スナックっていうけれど」
「味はしっかりしてるんだよね」
「そうね、しかもね」
うどんを食べつつだ、テレサさんはこうも言った。
「量もね」
「多いでしょ」
「これ普通だけれど」
大盛りではないけれどだ。
「普通に日本の標準で玉二つあるね」
「それがこのお店なんだ」
「そういうことね」
「ラーメンも」
イタワッチさんは醤油ラーメンを食べながら言う。
「美味しいよ」
「ここはラーメンが一番有名なんだ」
「そうだったの」
「うん、醤油ラーメンがね」
「濃いめでいい味ね」
イタワッチさんはラーメンを勢いよく食べながら言った。
「チャーシューの味もね」
「ああ、それもなんだよね」
「美味しいわね」
「ここは特にラーメンなんだよ」
僕も実際ラーメンを食べている。
「あとカレーもいいんだよね」
「カレーは」
カレーと聞いてだ、チェチーリアさんがお好み焼きを食べながら言った。
「今は」
「うん、皆注文していないのね」
「注文したらよかったかしら」
「まあ今度で」
「じゃあ今度ね」
モンセラさんはたこ焼きを食べている、そのうえでの言葉だ。
「それも食べよう」
「カレーも」
「それもね」
「そうしよう」
「カレーはいい」
留美さんも言う。
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