ヘタリア学園
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第五千五百話 虚淵さんみたいな
第五千五百話 虚淵さんみたいな
イタリアの文学や歌劇を観ていってです、日本はあることに気付きました。その気付いたことは何かといいますと。
「ハッピーエンドの作品が多いですが」
「誰か死んだり犠牲になったりしてるね」
「はい、そうした作品が多いですね」
「ギリシアのお母さんの影響でね」
あの古代ギリシアの悲劇です、ローマ帝国がその人からダイレクトに影響を受けていたのです。
「祖父ちゃんが受けて俺や兄ちゃんにもね」
「その影響が色濃く残り」
「俺はどうしてもね」
「完全なハッピーエンドはですね」
「どうも苦手になったっていうか」
創作をしていると、というのです。
「完全なハッピーエンドは描けなくなったんだ」
「それではです」
ここまで聞いて日本はあることに気付きました、それは何かといいますと。
「まどかマギカや沙耶の唄の」
「あの人の脚本はそうだよね」
「はい、ハッピーエンドですが」
必ず誰かが犠牲になっていたりします、どうもギリシア悲劇のハッピーエンドはイタリアだけが影響を受けている訳ではないみたいです。
第五千五百話 完
2016・3・23
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