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ヘタリア学園

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第五千四百九十九話  涙なくしては

第五千四百九十九話  涙なくしては
 イッリカ、ジャコーザの二人の脚本家についてです。イタリアは日本にお話しました。
「文豪じゃなくて名脚本家だよね」
「お二人が蝶々夫人の脚本を担当されましたね」
「プッチーニさんの初期の作品のね」
 蝶々夫人だけでなくです。
「ラ=ボエームやトスカもだよ」
「そうでしたね」
「やっぱり日本は蝶々夫人が一番好きかな」
「私が舞台ですので」
 このことは言うまでもありません、日本で一番有名で人気のあるプッチーニさんの作品でもあるでしょう。
「大好きです」
「そうですね、やはり」
「はい、ただ観ますと」
 それこそというのです。
「泣いてしまう人が多いです」
「そうなってしまうよ、ボエームもね」
「ヒロインが可哀想で」
「蝶々さんもミミも」
 プッチーニさんの作品の中でもです、その感動はプッチーニさんだけでなくこの二人も創り上げたものなのです。


第五千四百九十九話   完


                         2016・3・23
 
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