| 携帯サイト  | 感想  | レビュー  | 縦書きで読む [PDF/明朝]版 / [PDF/ゴシック]版 | 全話表示 | 挿絵表示しない | 誤字脱字報告する | 誤字脱字報告一覧 | 

ヘタリア学園

しおりを利用するにはログインしてください。会員登録がまだの場合はこちらから。 ページ下へ移動
 

第五千四百八十一話  吸血鬼の話も

第五千四百八十一話  吸血鬼の話も
 ゲーテさんの作品を読んで、です。日本はふと思いました。
「この方も吸血鬼を書いておられて」
「読んでいってわかったと思うが」
「ドイツさんのところの文学も妖怪ものが多いですね」
「そうなのだ」
 ドイツは否定せずに日本に答えました。
「これがな」
「怪奇ものはどの国にもありますね」
「むしろない国はあるか」
「いえ、私のところにもあります」
 それもかなりの数があります。
「最近は何でも妖怪の仕業になります」
「それは極端だな」
「そしてゲーテさんのこの作品は美しく」
 日本は詠みつつ言います。
「悲しいですね」
「ゲーテさんは意外とロマンチストだった」
「女性に対しても」
「その趣味が出ている」
 吸血鬼を書いてもです、ギリシアを舞台にした美しくも悲しい吸血鬼のお話は日本の心にも届いていました。


第五千四百八十一話   完


                         2016・3・14
 
ページ上へ戻る
ツイートする
 

全て感想を見る:感想一覧