ヘタリア学園
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第五千四百六十八話 太平洋にいれば
第五千四百六十八話 太平洋にいれば
トルコはあえてです、日本にこう仮定して言いました。
「俺が太平洋にいたらどうなってた?」
「トルコさんが望まれるならです」
それこそと答えた日本でした。
「どの組織にも加盟出来ます」
「それは夢みてえな話だな」
「太平洋はそうですが」
「北朝鮮以外はか」
「北朝鮮さんはそもそもですから」
国際経済には入っていないからです、完全な鎖国体制の国というのも今では珍しいことですが全ては体制の為なのです。
「ですからトルコさんもです」
「いいな」
「宗教も文明も文化も色々なので」
「その分まとまりもなさそうだがな」
「はい、しかし」
それでもと答えた日本でした。
「宗教の違いは大したことではありません」
「それはいいな」
しみじみと答えたトルコでした、そのことがどうしても羨ましくてそのうえで自分も太平洋ならとも思ったのです。
第五千四百六十八話 完
2016・3・6
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