ヘタリア学園
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第五千四百六十七話 だから入りたい
第五千四百六十七話 だから入りたい
トルコはイタリアには自分の本音を言いました。
「御前さんには言うな」
「うん、何かな」
「俺入りたいんだよ」
少し俯いて言うのでした。
「EUにな」
「そうだよね」
「ああ、けれど宗教が違うとか」
「どうしてもね」
そこは、とです。また言ったイタリアでした。
「難しいね」
「昔はそれで戦争したしな」
それも長い間激しくです。
「御前さんのとこまで行こうって思ってたぜ」
「兄ちゃんのところにもだよね」
「やれたら一気にやってたさ」
「東欧も西欧も」
「欧州を征服していたさ」
「ううん、そうした歴史的な経緯もあるから」
今回は珍しく生真面目かつ真剣にお話するイタリアでした、そのうえでトルコの相談に乗っていくのでした。
第五千四百六十七話 完
2016・3・6
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