ヘタリア学園
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第五千四百四十六話 とにかく多い
第五千四百四十六話 とにかく多い
ロシアはイギリスと一緒にロンドン塔の中を見回しています、そのうえですれ違う人達について気付いたのでした。
「色々な時代の人がいてね」
「歴史上の人達だよな」
「大きなカラーのドレスの人も多くて」
「テューダー時代だな」
その首のない女の人の時代です。
「それと、だよな」
「十九世紀の人もいるね」
「俺が一番よかった時代だな」
ここで遠い目になったイギリスでした。
「ビクトリアさんとは長い間一緒だったな」
「その人も見たよ、今」
「ああ、御前あの人知ってたな」
「だって僕の上司の人のお祖母さんだったから」
こう答えたロシアでした。
「知ってたよ」
「ドイツの上司の人のお祖母さんでもあったんだよな」
ロシアの上司の人とドイツの上司の人は従兄弟同士だったのです、ただ仲は悪くて言い合いばかりしていたそうです。
第五千四百四十六話 完
2016・2・24
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