ヘタリア学園
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第五千四百三十七話 それはない
第五千四百三十七話 それはない
ロシアはパリの街を見つつです、フランスに尋ねました。
「犬のあれがないね」
「その話かよ」
「人のね」
「人のは流石にもうないからな」
そこはこう返したフランスでした。
「もう下水道も完備してるんだよ」
「昔は道の隅に捨ててたんだよね」
「ああ、昔はな」
フランスもこのことは認めるしかありませんでした。
「欧州全体がそうだったしな」
「パリもだったね」
「だから人のも多かったけれどな」
犬のもの以外にもあったのです。
「今はこの調子だよ」
「あっ、犬のはあったよ」
見れば確かにありました。
「ちゃんと取っておかないとね」
「踏まない様にな」
踏んだら完全にエンガチョ扱いになります、だから犬のそれも要注意なのです。人のそれは言うまでもなく。
第五千四百三十七話 完
2016・2・20
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