八幡はかおりと付き合っている
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原作1巻
やはり由比ヶ浜が料理をするのは間違っている。
前書き
原作でも思った事。一応、比企谷って優等生の扱いなのに、家庭科をさぼったのか? この作品では、彼女がいる為、家庭科を真面目に受けさせました。
高校では家庭科は1年しかなかったのと、俺ガイルはクラスが多いのでオリジナルで書いてみました。
「はい、皆さん。エプロンとカレーに必要な材料は持って来ていますか?」
「「「はーい!!」」」
「今日の家庭科はC組とF組の合同家庭科ですので、仲のいいクラスのグループとではなく、違うクラスの者とも組んでください」
「「「はーい!!」」」
うちの高校では、クラスがA~J組の10クラス存在する。何処のクラスと合同でするのかは決められており、ぼっちの俺ならあまりと組んでいたかさぼっていただろう。
まぁ、自身のクラスには仲がいないならの話しだが・・・
「ふむ、この剣豪将軍・材木座義輝がいるからに、家庭科は問題ないぞ」
「材木座。マジウケるし~!!」
「その、比企谷だっけ? よろしく」
「あぁ、宜しく・・・」
材木座と折本と俺と川崎の4人となった。なんで、こんな変な意味で濃い面子になったのかというと・・・
回想・・・
「えー、取り敢えず、3人一組でグループとなって下さい。余った所は適当にグループに入れるので問題ないですよ」
そういって、鶴見先生はハッキリと言った。何時も思うけど、30代後半とは思えないな。見た目は大学生でも通用しそうだし・・・
話しはそれたが、中学の間まではぼっちを貫きとおした俺なら、余った所に組んでいるか、サボっていただろうが・・・それは以前の俺の話しである。
「ヒッキー。一緒に・・・」
「八幡! 一緒に組もうか?」
「あぁ、いいぞ。かおり」
「ちょ、結衣。一緒に組むし!」
「え、ちょ・・・優美子」
なんだっけ、ナニヶ浜さんが俺に話し掛けようとしていたけど、気のせいだよね? まぁ、そんな事は置いといて、彼女である折本と組めたようだ。
次に・・・
「材木座、一緒に組むか? かおりは如何する?」
「私は、材木座は面白いからいいよ。話していて面白いし!!」
「ぬふふふ・・・お主が我を必要とするなら、一緒に組もうではないか!」
まぁ、此れで鶴見先生曰く3人一組は問題なしである。如何して、川崎と一緒に組んだかって・・・まぁ、それはだな・・・
「川崎さん、まだ決まっていないの?」
「・・・すいません。決まっていなくて・・・」
どのクラスも同じなのだが、31人で一クラスである。まぁ、その為か・・・3人一組や2人一組でかなりの確実でぼっちが出てしまうシステムである。
鶴見先生は困った表情で、「そうか、困ったな・・・」と言っていた。それで・・・
「じゃあ、川崎さんは比企谷君の班に入って下さい」
「・・・はい」
何時から、俺の所ってぼっち収容所扱いになったのだろうか? そう思ってしまった瞬間である。
回想終了・・・こんな経緯で無駄に濃い面子が出来たのだ。傍から見れば、目の濁った奴と厨二病のデブとスケバンだがレベルの高い女子とレベルの高い女子の4人である。
「・・・取り敢えずさぁ、4人で分担しない? アタシは料理は得意の方だしさぁ・・・」
「・・・ふぅーん、私は時々、一人で作る時あるからソコソコ得意な方だよ」
「まぁ、俺は・・・両親が共働きだから、料理はソコソコ得意な方だと思っている」
「ぬふふ・・・我には宝具『ゲートオブバビロン』がある限り、料理は万全なのだ! ワハハ!!」
「・・・つまり、オマエの母ちゃんが出来るっていうことだな」
「・・・うぐ、我の母ちゃんではなく、ゲートオブバビロンだと・・・」
「・・・材木座。アンタはサラダ用の野菜を洗っときな!」
「ひぃい・・・分かったぞ」
川崎が睨んで材木座に指示を仰ぐ。平塚先生には劣るが目力凄いなぁ・・・
一方、葉山班では・・・
「凄い、葉山君! 早くてスピーディー!!」
「隼人クンすげぇ!! 野菜切るの早いっしょ!!」
「あはは・・・両親が共働きだからね。料理はソコソコ得意な方なんだ」
「あぁん! イケメンで、スポーツ万能で、勉強できて、金持ちで料理が得意なんて・・・流石、葉山くん!!」
葉山と戸部と大和と大岡の4人である。戸部は葉山の切ったのを鍋にいれており、大和と大岡の2人は肉と野菜の下ごしらえをしていた。
葉山に関しては、○越シェフだね。他の3人はオマケみたいな感じで、その周りの女子は自分の作業をほったらかしにし、「葉山くんが終わったんだから、早くしなさいよ」と言っていた。同情するな・・・
「他の子の授業態度は・・・1と」
鶴見先生はニコニコと出席簿に女子の授業態度を書いていた。
一方、三浦班は・・・
「取り敢えず、あーしは付け爪しているからお米洗うのパス。野菜切るから、海老名はお皿の用意をしといて。結衣は・・・お米を洗っといて」
「うん、わかったし・・・優美子と姫菜の手伝いくらいは・・・」
「しなくていいよ!(いいから)」
「二人ともはもった! ふん、別にいいし・・・」
そう言って、由比ヶ浜は米の入った内釜に水を流し込み、そしてそのまま力いっぱいわっしゃわっしゃと研ぎ始めると・・・ばしゃっと・・・
「わぁ、汚い!!」
「ちょ! 結衣。掛かったよ・・・」
見事に、由比ヶ浜と海老姫さんに掛かったな・・・。エプロンしていたから、制服が濡れてスケスケになる展開を期待していたが・・・残念。まぁ、見事にお米がエプロンや顔に掛かっていたが・・・
俺らの班は・・・
「ふぅ・・・此れで、いいな」
俺は何をやっているかって・・・。キャベツのみじん切り。トマトを切ったり、キュウリを切ったり・・・としている。
川崎とかおりは皮むきとかである。そして、材木座は・・・
「ぬはは・・・川崎と折本よ。我の為に、働くがよい!」
「・・・材木座。少しはやれ!」
「ひぃい・・・はぁい!」
剣豪将軍が睨みつけるで、すぐに作業に移ったな。まぁ、俺もちびり掛けたから分かるけど・・・
一方、三浦班は・・・
(よぉーし、優美子と姫菜がいいっていってたけど、此処で挽回しないと・・・)
そう思いながら、由比ヶ浜はカレーに桃と珈琲を入れていた。裏目に出るということわざが存在するように、安易な行為はしない方が時にはいい事もある。
「結衣? なにしているんだし?」
「べ、別に変なことしていないし!!」
此処で、正直に「カレーに桃と珈琲を混ぜたけど、問題なかったかな?」。と言っていれば、事態は回避されていただろう。
もう作った物を捨てる事態になっていただろう。無論、材料を他の所から貰うと言った手段を取らないといけなくなるが、それでもひどい目にあう事は回避されたはずだろう・・・
そんな事をいず知らずにぐつぐつと煮込んでいた・・・
比企谷班は・・・
「まぁ、料理上手が二人も居れば、カレーは上手くなるな・・・」
「まぁ、そうだね・・・」
「八幡。あーんしよっか?」
「ちょ、かおり。時と場所をな・・・むぐぅ」
「八幡よ・・・リア充爆発しろ!!」
比企谷と折本のイチャイチャは何時もの事である為、大半の者は慣れているが、誰もが「リア充爆発しろ!」と言いたくなるだろう。
葉山班は・・・
「隼人クン。マジすげぇわぁ~」
「マジそれな・・・」
「それな・・・」
「あはは、褒めないでくれよ・・・」
葉山班もまた普通のカレーが出来上がっており、F組(リア充クラス)の女子の大半は家庭科でえげつない評価になってしまうのも恒例行事に近い・・・
一方、三浦班は・・・
「結衣! 何、いれたし!!」
「結衣・・・流石に、此れはちょっと・・・」
「え? え? 何で・・・」
珈琲と桃をカレーに混ぜたら、どうなりますか? 糞不味い物が出来てしまい、食べ物を無駄にしますのでやめておきましょう。
由比ヶ浜が家庭科をすると、とんでもないことになるのはクラスの一般常識である。
後書き
次は、やはり由比ヶ浜の依頼は失敗する。です・・・由比ヶ浜を奉仕部に入部させようか、迷っています。原作だと比企谷がいるから入部しているようなものですしね・・・
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