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八幡はかおりと付き合っている

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原作1巻
  やはり比企谷は奉仕部に入らない。

 
前書き
 もし、その人が手を差し伸べないといけない状態なら、貴方は如何しますか?

①手を差し伸べる ②手を差し伸べない ③見放す

①手を差し伸べる
 もし、優しい人なら手を差し伸べるでしょう? それが、時には優しさが仇となります。それは優しさとは偽善者の自己満足だから・・・

②手を差し伸べない
 もし、優しくない人なら手を差し伸べないしょう? それが原因で、取り返しのつかない事も有りえます。その為、見放す事も一種の優しさですから

③見放す
 もし、その状態が自業自得なら見放すでしょう? それが原因で、取り返しのつかない事になっても、罪悪感はないのだから

 もし、原作の比企谷(かれ)なら、①~③の場合は、如何するべきでしょうか? 差し伸べた原因で火の粉を掛かっていますが、奉仕部が彼の居場所です。
 この作品の比企谷(かれ)なら、貴方は如何しますか? 

 
「なぁ、比企谷。私が授業で出した課題はなんだったかな?」

「・・・はぁ、確か「高校生活を振り返って」という作文だったと思いますが」

「・・・あぁ、そうさ。なのに君はなぜ犯行声明文を大半は書いているんだ? しかも、結婚できていない私に対する当て付けか? えぇ?」

 平塚先生が怒っている作文の内容は確か・・・
『かおりが「八幡、一緒に食事しよう?」や「八幡、一緒に帰ろう」とかクラスが違うのに来ては良く言う。一緒にいると、「友達くらい一人は作ろうよ?」とおかん臭いセリフを言うけど、偽善者(にせもの)などは興味ない。』
 大体、3行以内で説明するとこうなるだろう・・・途中からかおりとの事ばかりだけど・・・問題ないよね?

「・・・君の目はまるで、腐った魚のような目だ」

「DHAが豊富そうな目でいいんじゃないですか?」

「あぁ!」

 平塚先生がギロリと人一人平気で殺しそうな目で睨みつけられた。先生が美人なのか、目力が半端ないのか恐怖を感じてしまう。

「ひ、ひぃ・・・俺はちょっと高校生らしくないレポートですけど、真偽の問われないレポートよりかはマシですよ」

「普通なら自分の高校生活を省みるはずだろう」

「だったら前置きしてくれれば、高校生らしいレポートを書けましたよ。此れは先生が言わなかったら・・・」

「小僧、屁理屈を言うな」

「・・・小僧って、そりゃ先生は美人ですけど、年齢からしたら俺はいっぱしの小僧でしょうけど」

 先生の拳が、俺の頬を掠めたていた。ここ職員室だよね? 他の先生方もいるんですけど?
 しかも、「次は当てるぞ!」と言われた。もう体罰や愛の鞭の領域ではないよね?

「すいません、すぐに書き直します」

 素直に謝罪をした。男らしくないって? そりゃあ、自分の身が一番可愛いからね。それに俺自身にも非があるからね・・・

「あー、私はな、怒っているんじゃないんだ?」

 と言っても、ボソリと「彼女とイチャイチャしている文は怒っているんだがな」と言っていた。やっぱり怒っているんですね・・・
 すると、平塚先生がポケットからセブンスターの煙草を取り出すと。百均ライターで火を付け咥えると、「ふぅ」と煙を吐き出していた。

「君は部活や生徒会は入ってなかったよな?」

「まぁ・・・入学初日に事故って3週間は学校に行けない状態で、退院しても松葉杖なしでは無理だったんで・・・並大抵の部はお断りされましたよ」

「そ、そうか・・・その友達はいるのかね?」

「はぁ、俺自身は友達だと思っているのが一人だけいますよ」

「誰だね?」

「体育の時間ペアになっている、材木座義輝です」

「そ、そうか・・・その念の為に聞いておくが、彼女はいるのかね?」

「折本かおりですね・・・」

「やっぱりか・・・君の作文でも書いてあったが・・・校内でも噂になっているぞ。『目が濁っているくせに、可愛い彼女がいるリア充』や『ヒキタニクン、彼女いるとかマジぱないわぁ~!!』等々が・・・」

 どんな噂だよ。とツッコミを入れる。先生も先生でブツブツと呟いているし、はぁ帰ってもいいかな・・・かおり、絶対俺の教室の前にいるだろうし・・・
 正気を取り戻したのか、俺に質問してきた。

「ふむ、そうか・・・私自身、部の顧問をしているんだが・・・部員が一人なんでな、如何だ。運動系の部活ではないから入部してみるか?」

「・・・それで、どんな部活なんですか?」

「ふむ、奉仕活動をしている部活でな、部長は校内一の美少女である雪ノ下雪乃なんだが、どうだ?」

「・・・まず、俺には彼女がいるんで、学年で人気が高い女子で釣られて入部するつもりはないですけど?」

「そ、それでも・・・部活に入っていれば内申点は出すぞ。どうだね?」

「推薦入試ではなく、実力で入学を考えているんで・・・それに、今更、入部っていうのも・・・」

「そ、そうか・・・一応、不純異性交遊と言う校則が内に存在するから気を付けるように・・・」

 そう言って、そのまま職員室を出て行った。先生が「リア充爆発しろ!」と叫んでいたけど・・・

「八幡、遅いから・・・」

「かおり、いたのかよ」

「教室に残っていた人に聞いたけど、進路指導の先生に呼ばれるなんて何かしたん?」

「『高校生活を振り返って』の作文でな・・・」

 かおりが、俺の腕に抱き付いていた。案外豊満なオッパイを押し付けられて・・・色々とやばいが・・・
 歩きながら考える。青春なんて、たかが嘘塗れの偽物である。と思っている。友達だと思って腹の底では罵倒し合っている関係や他者や自身を騙しあげて楽しい思いでも偽物だと思っているが、かおりだけは本物である。

「八幡。この後、〇ウンド〇ンでも行く?」

「悪いが、俺の財布はピンチなんでな」

「だったら、八幡の家に行きたいけど? いい?」

「あぁ、いいけど・・・小町は今日は早く帰って来るぞ?」

「期待しすぎ・・・ウケる!」

「うけねぇよ・・・」 
 

 
後書き
 初めて、俺ガイルを書いたんですけど・・・続くかは気分次第です。続く場合は、オリジナルの家庭科の時間です。 
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