ヘタリア学園
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第五千二百三話 間に合わない
第五千二百三話 間に合わない
ドイツ海軍の再建をすることは決められていました、ですがドイツの上司の人は強い声でこう言い切りました。
「開戦だ」
「あの、まだ海軍の用意が」
「それに陸軍と空軍だってな」
ドイツもプロイセンも言います。
「準備が出来ていません」
「機械化は完成してねえぜ」
「いや、これで充分だ」
ドイツの上司の人は言い切りました。
「陸軍と空軍はな」
「では海軍は」
「まだいいんだな」
「海軍はこれからだ」
戦争をしながらというのです。
「建造を進めていく」
「そうされてですか」
「まずは戦争か」
「ポーランド侵攻だ」
こうして開戦となりました、海軍の建造は結局戦争がはじまってそちらに集中しなくなくてはならなくなりました。
第五千二百三話 完
2015・10・22
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