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ヘタリア学園

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第五千二百二話  お塩をかけたけれど

第五千二百二話  お塩をかけたけれど
 フランスは甲子園の三塁側、魔物やカーネル=サンダースさんがいるその場所に大量のお塩をかけました。
 普通ならこれで効果がある筈でした、ですが。
 魔物もカーネル=サンダースさんも普通に動いています、怨念達も。
 それを見てです、フランスは大阪に言いました。
「応援していて汗かくだろ」
「汗には塩が含まれてますな」
「ああ、その汗をいつも浴びているからな」 
 だからだというのです。
「あいつ等塩に強いんだよ」
「全然効果ないんですな」
「ああ、お塩はな」
 そうだというのです。
「無駄なんだよ」
「そうですか」
「普通はああした連中にはお塩なんだけれどな」
 フランスは苦々しいお顔でこうも言いました。
「こりゃ相当お祓いが難しい奴だな」
「フランスさんそれで自信なかったんですか」
「そうだよ」
 その通りだというのです、珍しく自信のない返事だtったフランスですがそれにはちゃんとした理由があったのです。


第五千二百二話   完


                         2015・10・21
 
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