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その手で引き金を引け!!

作者:櫻木可憐
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第七話 A級ランク戦

まずは確認。
弧月、スコーピオン、ライトニング、鉛弾、グラスホッパー、シールド、カメレオン
これでよし。
本来なら風間隊として統一性を出さなきゃいけないんだが・・・

「可憐ちゃん、本当にいいの?隊服お揃いにしなくて」

「私の戦い方的にそれはちょっと・・・でもエンブレムここにあるから風間隊です!」

泣かないで、宇佐美ちゃん。
私、もとは外部者なんだからOK!!
むしろ、風間隊のお揃いの隊服眺めてウハウハしたい。

「如月を交えたランク戦は初だな。防衛任務の時のように、如月が暴れて援護するのは転送先次第でとる。」

私が攻撃手の近くにいたら乱戦しろ・・・ということか。
いなければ私が援護か。
それにしてもまさか、三輪隊とぶち当たるとは・・・
何かあったらしく、風間隊と三輪隊だけらしい。
笑うわ・・・本当に・・・
トリップ少女チート設定ないかな~

「私、頑張ったら焼肉驕りで」

「・・・考えておく。」

マジ?風間さん、ありがとうございます!!

~~~~

その頃、三輪隊は・・・

「うわ~太刀川さんに引き分けた女子がいるって噂じゃん?」

「狙撃訓練に来ていたな。あまりいい腕ではなかったが」

「あのときはアイビスを使ってましたね。鳩原さんと会話してましたから、師匠は鳩原さんです。」

「玉狛のレイジさんの次に来るパーフェクトオールラウンダー候補ね?」

「ランク戦参加は初だ。慣れない部隊に遅れはとらない」

強気な三輪。
しかし、太刀川に引き分けた彼女に個人でぶつかるほどバカはしない。
トリガーに慣れていないとしても、三輪にしたら近づかれたら厄介な相手だ。
彼女が自分より遠くに転送されたら良し。
米屋と自分の近くに転送されたらなお良し。

『各隊員転送完了!MAP「河川敷A」』

~~~~

どこに私は転送された!!
まさか、橋ど真ん中!?
ヤバイヤバイ。ここに一人で立っていたら、狙撃される。

「宇佐美!!他のやつらは!?」

『狙撃手はわかんないけど、攻撃手はみんなMAPの右側にいるわ』

マジか。取り残された。
ランダムなら偏った転送もあるわけだ。
なら狙撃組は左にいたら移動中の私より、自分も移動する方を選ぶ。
ばれたらサポートなしで即緊急脱出。
私には嬉しいけど、わかってるから撃たないはず。

『ずいぶん偏った。今、三輪、米屋と交戦中。来れるか?』

「早っ・・・」

風間さんと三輪、米屋の位置は菊地原と歌川の場所から少し離れている。
ライトニング、弧月を持ちながら走るのはキツいな・・・

~~~~

運がいい。
転送完了直後は一番無防備。
だが、米屋の近くに転送された三輪は、すぐさま風間さんを捕らえる。
カメレオンを使われても、ギリギリレーダーで追い込む。
使わなくても元が強いが。

「秀次!!」

「!!」

しまった。
如月はレーダーに映るため、狙撃しないと見ていたのが仇になる。
シールドを張る。

「通り抜けた!?まさか・・・」

狙撃で飛んできたのは鉛弾。
三輪は重くなった腕を見つめた。

「隊長を囮に・・・」

ライトニングバレッド。
ライトニングに鉛弾をつけた狙撃。
バッグワームと一緒に使用できない。
しかし、三輪は初めてこの狙撃を見た。
これは鳩原未来の発案したもので、本人はトリオン量が理由できなかったものだ。
三輪は重い腕を切り落とした。

「俺が如月を仕留める。陽介は風間さんの相手だ」

 
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