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その手で引き金を引け!!

作者:櫻木可憐
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第六話 B級ランク戦

我ら風間隊、初B級ランク戦当日!!

しかし、風間さんに言われたことに、私は衝撃を受け・・・しばーらく黙った。
嘘だよね、嘘だよね?

「今日は私の参加禁止!?」

「あぁ」

「・・・反則だ、反則だ~なんで!!」

「反則ではないのか確認済みだ」

理由は言わないんですね、風間さん。
菊地原は横で満足そうな顔をしている。
何故?

「戦い方がボーダーとは違い異端だ。それを利用したい。A級ランク戦から参戦しろ。」

「・・・それって私に個人戦であまり戦うなと?データ増えるから」

「そうだな」

それ、私がトリガーを使う訓練ができませんが。
訓練室で戦うしかない。ブースを使えばデータ残るし・・・

「今日は解説席で活躍してください、如月先輩。俺たちがランク戦で頑張りますから」

「まぁ、ぼくがいるし大丈夫でしょ」

・・・はぁ、だから?
菊地原より風間さんの方が強いから。

~~~~

「風間隊デビューのB級ランク戦初日!!実況には私、武富桜子。解説席には風間隊の如月隊員とS級隊員の迅さんをお招きしました~今日は風間隊デビューにちなみまして、風間隊中心な解説をしようと思います。如月隊員、今回風間隊のデビューですが、大丈夫でしょうか」

「え、あ、はぁ」

何が大丈夫なのでしょうか。
私に何を話せと?

「如月ちゃん、最近隠密トリガー・・・カメレオンが流行ってるけど風間隊は対応できるかな」

「当然大丈夫です。カメレオンは実際その場から消える訳じゃないから大丈夫です!それにレーダーにも映りますし。菊地原隊員もいますから」

「うんうん。菊地原隊員ね。」

そうそう、耳以外に価値のない菊地原隊員!!
うそうそ・・・菊地原は優しいやつだよ。内心はね。

「それではステージを見てみましょう。」

はいはい・・・どうでもいいわ。
だって風間隊は負けないもん。原作ではA級だったし。

「・・・初日なんだから瞬殺しなきゃ」

「風間隊、カメレオン起動中の隊員に反撃!!明らかに居場所がわかっているような対応!!」

ハイハイ・・・
これで8ptぐらいは取れるはず。
ほら瞬殺・・・
解説席意味ないな。

~~~~

「やっぱり、いなくても大丈夫だね。」

「如月先輩、次のランク戦に備えて相手してくれますか?」

「如月、カメレオンに慣れておけ。A級ランク戦で使うぞ」

「うわ~カメレオン嫌い。」

はい、カメレオン嫌い!
他のトリガー使えなくなるのに、なんで使いたがるのかな。
まず部隊戦苦手だし、やったことないし。
個人戦が得意なんだよな・・・

「今日は奢りだ。」

「はーい、風間さん。焼肉食べたーい!!焼肉焼肉カルビカルビ」

「なにもしてないくせに」

「俺としては・・・ラーメンがいいです」

「ファミレスで反省会、ですよね風間さん」

宇佐美、反省会って私することないじゃない。
そしてその響き嫌だ。
反省会より思いで会・・・老けたな。

「ふ・・・反省会は確かにやる。出前で寿司だ。」

まさかの反省会意見だけ取るとは・・・
まぁ、カツカレー言われなくて良かった。
カツカレーいっぱい食べれないよ・・・ 
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