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ヘタリア学園

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第五千七十二話  出て来た人

第五千七十二話  出て来た人
 日本は台湾にかつて自分が昔の上司の人と一緒に見たものをお話しました。
「徳川家康さんでした」
「その時の上司の方は」
「はい、あの方が幕府を開かれて暫く経った頃ですが」
 江戸時代初期、四百年以上昔のことです。
「その時私は家康さんと一緒にお茶を飲んでいました」
「その時にですか」
「外に控えていた人達が大騒ぎされたので出てみますと」
 その家康さんとです。
「いました」
「幽霊ですか?」
「いえ、その時は妖怪と思いました」
「妖怪ですか」
「目も鼻も口もなく」
「のっぺらぼうですか」
「服も着ていない、人の身体ですが肉だけの」
「そうした身体の、ですか」
「謎の人がいました」
 お庭にというのです。
 徳川家康さんは実際にそうした謎の人と会っています、このことは書にも残されていることなのです。この人にもこうしたお話があるのです。


第五千七十二話   完


                        2015・8・15 
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