ヘタリア学園
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第五千七十三話 恐ろしい日記
第五千七十三話 恐ろしい日記
ドイツはその日記を読み終えてからです、強張ったお顔でプロイセンに尋ねました。
「これは本当の話か」
「そうじゃないって思いたいよな」
これがプロイセンの返事でした。
「相棒も」
「これは流石にな」
「俺だってそうだよ」
いつものプロイセンと違います、明らかに。
「こんな話はな」
「この話は小説であったが」
「ああ、フランケンシュタインな」
「その作品は読んだ」
「俺もだよ、けれどな」
「あの作品はこの日記から作られたのか」
「みたいだな」
実際に、というのです。
「どうやらな」
「ううむ、にわかには信じられないが」
「この日記ちょっと調べてみるか」
その日記を見つつお話するのでした、ドイツとプロイセンは存在してはいけない日記を見付けてしまったみたいです。
第五千七十三話 完
2015・8・16
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