ヘタリア学園
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第五千七十一話 チューリンゲンにて
第五千七十一話 チューリンゲンにて
ふとです、プロイセンは真剣なお顔でドイツに言いました。
「おい、えらいもの見付けたよ」
「何だ、一体」
「日記なんだけれどな」
その真剣なお顔のままです、プロイセンはお話を続けます。
「御前が信じるかどうか不安でな」
「相棒の言うことを信じないでどうする」
これがドイツの返事でした。
「信じる、嘘ではないな」
「そのことは言っておくからな」
絶対にとです、プロイセンは約束しました。
「俺が見たままを話すぜ」
「わかった、ではどういった日記だ」
「これなんだけれどな
ここで出して来た日記はです。
古ぼけたというか今にも紙が崩れてしまいそうな位の代物でした、勿論書かれている文字も古いものです。
その古い日記を見てです、ドイツも言います。
「何かありそうだな」
「ああ、読んでくれ」
プロイセンはドイツを真剣な目で見たままです、そうしてドイツはその日記を読みはじめました。
第五千七十一話 完
2015・8・15
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