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魔法少女リリカルなのは〜この男、派手なライダー〜

作者:仮面
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PT事件
  第一話「魔法少女現る。」

 
前書き
PT事件編第一話です。 

 
〜なのはsede〜
私はベッドから起き上がり眠たい目をこすっていた。

ーー不思議な夢だったな。ーー
と思いながら、ベッドから降りて学校の制服に着替える。
着替えが終わると部屋を出てリビングに向かう。

「おはよう。」
と私は家族に挨拶をした。


〜剛sede〜
俺は変な夢を見ていたが時間通りに起きて身体を動かしていた。
シャワーを浴びて汗を流し制服に着替えてリビングに行くと朝ご飯の用意がされていて、挨拶をして食べ始めた。

朝ご飯が終わると一度部屋に行きカバンの中に『マッハドライバー炎』
を入れておいた。
シグナルバイクやシフトカーは、AIなので俺が何処にいるかは分かる。
「剛君、早く行かないとバス遅れるよ〜!」
となのはに呼ばれたので部屋から出て玄関に向かう。
「「行ってきます。」」
と言って家を出た。


〜視点〜
剛となのはは、タイミングよく来たバスに乗ると、後ろの座席にアリサちゃんとすずかちゃんがいたので挨拶をして剛は、一つ前の席になのはは、二人が座っている隣に座った。

バスに揺られて学校に向かう。


〜教室〜
今日の授業は、将来の夢についてだった。四人一組で班になり発表らしい。
「にしても将来、かぁ…。アリサちゃんとすずかちゃんは、もう結構決まってるんだよね?」
「家はお父さんもお母さんも会社経営だし、いっぱい勉強して、ちゃんと後を継がなきゃ、ぐらいだけど」

「私は機械系が好きだから、工学系で専門職がいいなと思ってるけど」

「そっかぁ…。因に、剛君は?」


なのははアリサやすずかの将来のことを聞いて、今度は剛に振ってきた。

「フリーカメラマン。」

「ふ~ん…」
「そう言えばなのはちゃんは?」
「やっぱ喫茶『翠屋』の二代目じゃないの」
「う~ん、それも、将来のヴィジョンの一つだと思うけど…」

すずかとアリサに聞かれ、言葉が詰まるなのは。その顔は少し落ち込んでいるような感じがした。

「やりたいことは、何かあるような気がするんだけど、まだそれが何なのか、はっきりしないんだ。私、特技も取り柄も(ベシッ)いたっ!…剛君?」
「アホ。小学生で取り柄云々言ってんじゃねぇよ。人生まだまだこれからなんだぜ?」
「そうよ!あんた私より理数系いいくせに、それで取り柄がないとは、どの口が言う訳!」

なのはが変なこと言いそうだったので、剛はハリセンでなのはを止めた。しかしなのはの言葉に頭に来たのか、アリサがなのはに飛びかかり、上にまたがりながらなのはの両頬を引っ張り始めた。あまりの痛さに、なのはは若干涙目になっていた。

放課後なのは達は塾のため別れて
公園を歩いていた、突然どんよりとして来た。
(重加速‼︎…ロイミュード‼︎)
と思いながらシグナルマッハが飛んできて緩和した。
俺以外がゆっくり動いているように見える。
「貴様、なぜおの重加速(テリトリー)内を平然と歩いている?」
とクモ型のロイミュードが現れる。
「さぁな、勝てたら教えてやるよ‼︎」
といいながらマッハドライバー炎を取り出し固定レバーを上げてシグナルマッハを装填する。
「レッツ、変身‼︎」
〈シグナルバイク!ライダー!マッハ!〉
変身しながらロイミュードに、攻撃を開始した。


〜なのはsede〜
私達は、塾に行くため近道をしようと近くの海鳴池公園を通ろうとすると、工事の人がいっぱいいてアリサちゃんが話を聞くとどうやら橋が老朽化していて壊れてしまったらしい。
【ーーー助けて。】
と私の頭の中に響いて、キョロキョロしてると、すずかちゃんが
「どうしたの、なのはちゃん?」

「え、今助けてって聞こえなかった?」
と言うと、二人は首を横に振る。
あれ、気のせいかな?
【ーーー助けて。】
やっぱり聞こえた。
私は声が聞こえた方に走り出した。
アリサちゃん達も追いかけて来てくれた。林の奥に行きそこにいたのは怪我をしたイタチだった。

〜マッハsede〜
「だりゃあ‼︎」
「ぐっは‼︎」
俺はロイミュードをぶん殴る。
「さぁて、お前達はなんで現れた。この世界で、グローバルフリーズを起こす気なのか?」
と聞くと、
「なぜ、貴様が『グローバルフリーズ』を知っているのだ⁈」
と驚いていた。
そうか、俺が生きていた世界とは別の世界だがやる事は変わらないのか?
と考えていると、
〈ブレイク•アップ‼︎〉
と響いて振り向くとバイクを意匠化した装甲で全身を包んでおり、頭部・ナイトメアヘルムにはオレンジ色の複眼・シャッタードアイを備えており、右側が若干隠れる構造になっていた。
「何者だあんた?」
「ひっ……死神‼︎」
俺は聞くが、ロイミュードは怯えていた。
突然現れた奴は武器をロイミュードに向けて、
「貴様はここで消えろ。」
〈ガン‼︎〉
といいながらトリガーを引いた

〜ドカン〜
とロイミュードにあたりロイミュードは爆死した。

「……処刑完了。」
と言って去ろうとして居た。
「おい、お前は俺の敵か味方なのか?」
と言って見ると、
「俺は、貴様の敵だ。魔進チェイサー、ロイミュードの死神だ。ロイミュードは全て俺が倒す。」
と言ってバイクに乗り去る。
重加速も消えたので変身を解除した。

俺は家に帰ると、夕飯になりなのはが今日あった事を話していた。
林の奥に怪我をしたイタチを助けたらしい。

その後は、風呂に入ってパジャマ代わりにジャージを着ていた。
ベッドに行き寝ようとしたその時、
【僕の声が聞こえるあなた。お願いです! 僕に力を……僕に少しでいいですから力を貸してください!】
と声が聞こえた。
空耳かなと思っていると、
【お願いします! 時間……が。】
と言って切れた。
軽く着替えて、マッハドライバー炎を手にして部屋を出ようとすると別の部屋のドアが開く音が聞こえてそっと見てみるとなのはがこっそりと家を出た。
(まさかな、なのはにもあの声が聞こえたのかな?)
と思いながら、俺も後を追うことにした。


〜なのはsede〜
私は今黒い化け物からフェレットを抱えて逃げています。
「何がなんだかよくわかんないけど、一体なんなの!?何が起きてるのぉ!?」

「君には、資質がある。お願い、僕に少しだけ、力を貸して!」

「し、資質?力?」

私が抱えていたフェレットが急に話しかけてきた。

「僕はある探し物をする為に、ここではない世界からきました。でも、僕一人の力では思いを遂げられないかもしれない。だから、迷惑だとわかってはいるんですが、資質を持った人に協力してほしくて。」

そこまで言って、フェレットは私の腕から降りる。

「お礼はします。必ずします!僕の持っている力を、あなたに使ってほしいんです!僕の力を…「魔法」の力!」
「ま、魔法…?」

魔法って、あの魔法?よくアニメとかでも出てくる、あの?

ーーガァァァァア‼︎ーー
「っ!?」

そんなことを考えていると、空からさっき襲ってきた毛むくじゃらの生き物が降ってきた。私は急いでフェレットを抱えて、道路の脇に逃げて電柱に背中を預ける。

「お礼は、必ずしますから!」
「お礼とか、そんな場合じゃないでしょう!?」

恐る恐る道の真ん中を見る。そこにはさっきの何かがいて、地面の道路にめり込んでいた。

私はこっそり逃げようとするといきなり引っ張られた。

「きゃぁ「落ち着け俺だなのは。」あ?」
と叫ぼうとしたが、止められたよく見ると剛君だった。


〜視点〜
とりあえず、公園に逃げて来た二人と一匹。
「貴方も、僕の声が聞こえて来たんですか?」
と喋る動物に驚く剛、
「あぁ、とりあえずはあの怪物をどうにかしないとな。あれは一体なんなんだ?」
とフェレットに聞くと、
「あれは、『ジュエルシード』と呼ばれる石が暴走してああなりました。あれを封印出来るのは魔導師だけなんです。ですからどちらかこの宝石に触れてください。」
と言って、首に下げていた赤いルビーみたいなやつをくわえていた。
「あ〜、調べている暇は、無いそうだ。奴らこっちに気付きやがった。」
と言って剛は、毛むくじゃらの怪物を蹴り飛ばす。
「なのは、俺が時間稼ぐから頼むぞ?」
と言いながら、マッハドライバー炎を取り出し固定してレバーを上げてシグナルマッハを装填する。
「レッツ、変身‼︎」

〜なのはsede〜
剛君が時間を稼いでくれるらしいがどうやって?
すると剛君は、ポケットから不思議な物を取り出し腰に固定した、レバーみたいのを上げて何処から飛んできたのかミニバイクを入れて、
「レッツ、変身‼︎」
と言ってレバーを下げたのすると、
〈シグナルバイク‼︎ライダー、マッハ‼︎〉
と響いて剛君の、姿が変わったその姿は…


〜マッハsede〜
ゼンリンシューターを手に怪物に攻撃する。なるほど、ライダーの力はダメージ与えられるな。
はぁ、なのはに俺の正体ばれたな。
遅かれ早かれ、こうなるからいいか。
俺は、レバーを上げて別のシグナルバイクを装填した。
〈シグナルバイク‼︎カクサーン!〉
とシグナルコウリンにカクサーンの表示が現れシューターの弾が散弾みたいに発射され広範囲で怪物に当たる、なのはは、なんか呪文を唱えていた。

〜なのはsede〜
剛君が、マッハさんだったなんて。
と私は唖然となるがフェレットが
「早くあの人が時間を稼いでくれている内に僕が言う言葉を続けて言って下さい。」
と言ってきて、頷く。
―――我、使命を受けし者なり。
   契約の下、その力を解き放て。
   風は空に、星は天に。
   そして、不屈の心はこの胸に。
   この手に魔法を。
   レイジングハート、セット・アップ! ――――


 その呪文を唱え終えた直後、変化は始まった。

 ―――Stand by Ready, Set up.

 呪文から察するにレイジングハートと名づけられている赤い宝石から機械的な起動音がしたかと思うと、突然の声。それに驚く暇もなく、レイジングハートから桃色の光が発せられる。

そして私は魔法少女になっちゃいました。


「な、何これ〜‼︎」
と叫んでしまう。 
 

 
後書き
次回、「お茶会」

つぶやきで剛君のデバイス発表‼︎ 
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