六道仙人の後継者は異世界の魔王!?
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自己紹介に成功した・・・・いやいや失敗だろう!
「ペイン・・・ですって!?」
アインハルトは目の前に現れた、ペインと名乗る人物に動揺していた。
ーー魔王ペインーー
かつてベルガ時代の人々から《意思ある災厄》として畏れられていた。
聖王・覇王連合をたった1人で聖王、覇王以外全滅させ、ベルガ壊滅の大元となったとされている。
それを名乗る人物、六道悟はーー
(決まった!!完璧に決まった!!)
自分の自己紹介が上手くいったと思っていた。
周囲の人達は思い切り警戒している。
はっきり言おう。
大失敗である!!
そんなことを知らずに悟はというと、
「しかし、現代の2人の子孫はかなりレベルが高い美少女だな」
思い切り2人をガン見していた。
「あ、ありがとうございます?」
「ッ!!」
ヴィヴィオは褒められたことに頬を掻きながら照れ、アインハルトは今の発言で警戒心を高くした。
「で・・・てめえは何者だよ?」
ノーヴェは警戒しながら聞いてきた。
「自己紹介は2回もしたくないんだけど・・・・それに俺は2人に挨拶しただけで君たちは関係ないだろう?」
ーーダッ!!
ノーヴェは我慢できずに悟に突っ込んだ。
しかし、
ーートンッ
「!?」
いきなり額に衝撃が走る。そして再び前を見ると
「まぁまぁ、落ち着いて」
目の前で悟が2本指を突きだしながら現れた。
『!?』
突然のことで彼以外の人は驚愕する。
「さっきも言ったけど、別に敵対しに来た訳じゃない。見掛けたから挨拶しに来ただけだよ」
「挨拶・・・だと?」
「そうだよ。だからさ、そんな物騒な物を向けないで欲しいんだけど?
特に覇王よ、なんでそんなに敵意を向ける?俺、君になんかした?」
悟はなんでアインハルトが自分に敵意を向けるのか解らなかった。
「貴方が・・・私を穢したから!」
「・・・・・・ハイ?」
アインハルトの爆弾発言に悟は眼を点にした。
さらに周りにいた人達は警戒を強めた。
「ちょっと待って、君に会ったのは今日が初めてだよね?」
「私の・・・私のお尻に・・・無理やり指を突っ込んで!」
ーーーガキンッ!
悟の身体はバインドによって縛られる。
「時空管理局員として、貴方を未成年性的暴行の罪により逮捕します」
「オイオイオイオイちょっと待て!?」
「待たないよ」
「潔く罪を認めろ」
「女の敵だな」
「アインハルトさんにそんなことして・・・許さないっ!」
「覚悟するッス」
「陛下、下がってください」
「陛下に近寄るな。変態め!」
ーーー弁解の余地ねぇ!!?
「だから待てって!俺はクラウスの子孫にそんなことして・・・ちょっと待て?」
「なんだ?潔く罪を認めるのか?変態」
「だから違うっての!そうじゃなくて赤髪、お前に聞きたいことがある」
「赤髪じゃねぇ、ノーヴェだ。なんだよ?」
「あいつはクラウスなのか?」
悟はノーヴェにそんな質問した。
「あいつは・・アインハルトは覇王じゃねぇ・・・覇王イングヴァルトの記憶を持っているけど」
「OK、わかった。そういうことか」
そうして悟はアインハルトに顔を向ける。
「・・・なんですか?」
「あのなぁ、アインハルト?あのことはお前じゃなくて、クラウスにしたことだからな?お前は関係ない筈だよねぇ?」
「・・・ナンノコトデスカ?」
ーーこいつ、知っていてヤりやがったな?
悟がジト眼をしてアインハルトを睨んだ。
「今ならまだ間に合う。正直に言えよ?・・・知っていてヤりやがったな?」
そう言って悟は千年殺しの構えをとった。
「あっ・・・あっ!?」
トラウマを思い出したのか、アインハルトは震えていた。
そして、
ーーーパタリ
「ア・・・アインハルトさぁぁぁん!?」
アインハルトは気を失って倒れてしまった。
ヴィヴィオは倒れたアインハルトを介抱している。
そうして、3人以外の人達はこう思った。
ーーーー何この状況?
後書き
Q:ホントにどうしてこうなった?
A:作者の文才皆無だから
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