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八条荘はヒロインが多くてカオス過ぎる

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第二十八話 豪新戦その八

「そうでなくても名門らしいけれどな」
「そのことで余計に」
「ああ、有名なんだよ」
 そうだとだ、氏家君は僕に話した。
「俺も一回行ってみたいよ」
「イギリスに行った時に」
「あと何か美味いものがあればいいな」
 氏家君がこう言うと皆口をつぐんだ、皆イギリスに美味いものがあるとは思っていないからだ。それでこの話は自然に終わって。
 僕達はサッカーをした、それでラグビーの試合の時にだ、僕はジョーンさんとエリザさんに対してあの案を言った。
「お風呂で観たらどうかな」
「ラグビーの試合をですか」
「そこで」
「うん、リラックスしながらね」
 そのうえでとだ、僕は二人にさらに話した。
「そうしながら観たらどうかな」
「そうですね、そうすれば」
「確かに余計にいい」
 二人も僕のその提案に頷いてくれた。
「では試合中はお風呂に入って」
「そこで二人で観て」
「その後で」
「お酒」
「試合が終わっても暫くね」
 僕は二人にだ、もう一つ言い加えた。
「お風呂楽しんだらどうかな」
「試合が終わってもですか」
「それからも」
「うん、暫くはね」
 こうも提案した。
「どうかな」
「それはどうしてですか?」
「一体」
「いや、試合が終わったらテンション高いじゃない」
 どっちが勝っても負けてもだ、どちらにしても。
「だからリラックスして落ち着く為に」
「試合の後も暫くは」
「お風呂の中にいて」
「リラックスして」
「そのうえでお酒を」
「そのお酒も飲む前に」
 僕はこのことは咄嗟に話に出した。
「お水か牛乳飲んで」
「水分補給をして」
「それから飲む」
「そうしたらどうかな」
 こう二人に提案した。
「お酒を飲む前に」
「そうすると悪酔いしない」
 エリザさんは僕は話を聞いてすぐにこう言って来た。
「そういうことね」
「あっ、わかりました?」
「お風呂にいれば確かにリラックスする」
 普通にしているよりだ、テレビを視聴していても。
「それにお酒を飲む前に牛乳なりを飲めば」
「はい、その分飲まないですし」
「しかもさらに落ち着く」
「だから」
 それで、とだ。僕はエリザさんにさらに話した。
「それでどうでしょうか」
「わかったわ」
 エリザさんは僕の言葉に素直に頷いてくれた、そしてジョーンさんもだ。
 確かな声でだ、僕に答えてくれた。
「じゃあ私もそうします」
「それで頼むね」
「確かに。普通に観戦していますと」
「お部屋の中でね」
「そこから飲みはじめますし」
「それで勝てばね」
「余計にですから」
 勝てば祝勝、負ければ残念でだ。それぞれそこからさらに飲む。そうした状況になることを考えての提案だった。
 そしてその提案にだ、二人でだった。
 頷いてだ、こう言った。
「そうしてみる」
「お酒は試合の後で」
「その時に牛乳とかを飲んでから」
「楽しませてもらいます」
「そういうことでね」
 僕はこう言って二人にまずはお風呂場に入ってもらった、試合になると。 
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