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インフィニット・ストラトス~黒衣の創造神~

作者:黒鐡
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第4巻後編
  新たな福音×来訪者帰国

そして聖地にて、色々と回ってから基地へと戻ったけど。そんでブラック・シャーク隊のところに行くとちょうど荷物が届いていたので、ナターシャは買った服を渡したのだった。これは俺のプレゼントだと言ったけど。あと他の女性隊員から羨ましいと深夜たちにそう言ったけど。

「隊長、研究所からお電話が入っております」

「おうそうか、もしもし。俺だ、福音の改造は終わったか。では今すぐ研究所に行く、ではな」

そう言ったあとにナターシャに福音の改造が終わったとの事を伝えたら、宿舎で服を置いて行ってから研究所に行ったのだった。そしたら昨日とは違ってハンガーに開発したISとかがあったけど、まあいいか。そんでナターシャ専用機である福音を見せた研究員。

「ご要望通りに改造をしておきました、それと第一形態に戻しました」

「ご苦労。で、装備は何だ?」

「はっ。まずビーム兵器を使用できるようにして、銀の鐘(シルバー・ベル)を撤廃した代わりにマルチロックオンシステムを搭載しました。ウィングスラスターには、機動兵装ウイングとしてビットが付けられてます。ビット数は8つで、腰にはレールガン兼スラスターを。そしてビームサーベル付きです。無論片方にビームライフルとビームシールドを付けております」

「米軍の要望通りとなった訳か、まあいい。ご苦労さん、あとはナターシャの試運転だな。深夜、ナターシャを更衣室へ案内をしてくれ」

「はっ。ではご案内します、ナターシャ」

「案内ありがとう」

そうして、研究所用のアリーナで試運転をする事となった、武装についても米軍の要望通りとなったが代わりに改造後のデータは取れないとの条件で受けた事だ。だからマルチロックオンシステムやビットとビーム兵器は米軍だと福音だけとなる。まあ元が俺のISみたいになったが、米軍もこれにしてくれと要望を見た時は驚いたけどね。そして福音の試運転が開始された。ISを展開したナターシャであったが、部分装甲というのは本人の要望だった。ウチらのは基本全身装甲だからなのか、そこだけは本人の要望としてだったけど。

「こちら管制室、ナターシャ。どうだ?」

『暴走する前のこの子と違うような気がするわ』

「そりゃそうだ、まずは機体のチェックとしようか。相手は深夜がしてくれるそうだ」

『そうですか、ですが深夜は何かISスーツじゃないのを着ていますが?』

「そりゃそうだろうな、ウチの部隊だけのだからな。見れば分かるよ」

そう言っている間に深夜はISを展開後に、エヴォルトシステム作動により機体が変わった。深夜の機体はどうやらエクシアのようだった、それもリペアⅡの方だったけど。まずは機体に慣れてもらうために、いろいろと飛んでもらった。急上昇からの急下降とか左右動きまくりであった、その後深夜が的となり武器の試運転を始めたのだった。最初は威力に驚いたが色々と使ってもらった。

「凄い、改造前とはかなり違う!ここまでこの子とリンクするなんて」

「それはそうですよ、我々のISはそんじょそこらの研究所とは違いますからね」

「それじゃ今度は的になってもらうわ!」

「どーぞ、全て避けてやりますよ」

そうしてまずはビームライフルを撃ったが、ちゃんと避けた深夜だったがそれじゃ意味がないので的を出すのでそれを撃ち落とせと言ったら全て撃ち落とした。狙撃でもないのに、ちゃんと狙い通り撃てるなんて思ってもいないらしいけど。今度は腰にあるレールガンとビットを使用して的を全て破壊しろと言ったのだった。ビットはスーパードラグーンシステムなので、パイロットの空間認識能力は必要なく独立型マルチAIハロを搭載しているので問題なく使えていた。

『私はビットを操れないと思ったのに、なぜ使えるのですか?』

「それについては福音に聞いてみたらどうだ?まあ言うけど、福音に独立型マルチAIハロを搭載しているので、操縦者が集中しなくても勝手に動くからな」

『なるほど、それについてはこの子からも同じ回答が来ました。ですが、これほどの装備を福音に装備させてよかったのですか?』

「まあホントは他の装備にしようと思ったが、米軍からのご注文があったようなのでな。なので、注文通りに装備させた。まあ問題はないだろう、仮にデータを取ろうとしても、福音側から拒否されるから。知っていると思うがISには自我というか人格とかがあると知らされている、ナターシャがこの子というように。それで福音にな、頼んだのさ。もしアクセスされても拒否れるようにな」

『つまりこの子自身が拒否される事が出来ると?』

「そう言う事だ。ちなみに福音は、俺の言っている事を理解しているようだった。あと新たな装備にコアを解凍してくれてありがとうと礼まで言われたくらいだ」

そう言っている間に、ビットはちゃんと動いているようだったから。今度は近接武器での試し切りとして、深夜と近接戦をしてもらった。機動力も深夜側が上だけど、わざわざ福音に合せていたけど、まあパワーもスピードも前回とは大違いだからな、それに瞬時加速を使いまくれる。あとは操縦者の意志によってはワンオフも使用可能にしといたけど、それはあくまでヤバい時に使うようにと、福音に言っといた。ワンオフについては、まだ考え中との事だけど、それも福音に選ばせている最中だ「零落白夜」か「トランザム」か「ミーティア」なのかは今福音と話していて検討中。

『思い通りに動くわ、これが私のISなのね』

「まあそう言う事だ、さてと。そろそろ終わりにしようか」

『そうするわ、何だか疲れちゃった』

そうして試運転は完了となったあとに、一度待機状態のを預かったあとにワンオフを入れておいた。福音のコアはIGコアだという事は、こちらしか知らないしあちらで調べても無駄だ。そんで「トランザム」か「ミーティア」の2つの選択となったが、福音は元々広域殲滅だからか「ミーティア」にしたのだった。それについては、ホントにヤバい時しか起動しないようにした。そして次の日になったら、基地に行きナターシャを空港まで送る事となった。

「お見送りもしてくれるなんて、ホント有難いわ」

「まあな。こうでもしないと、後で文句言われる。それと福音の待機状態は腕輪にしといたからな、空港に着いたら渡す」

「腕輪かー、まあいいわね」

そう話している間に空港に着いてしまったが、最後のサプライズとしてチケットまで俺が準備してやったのだった。それもファーストで、ナターシャが取っていたチケットをキャンセルしてもらったけど、出発の方で荷物と共に米軍の方に帰ったナターシャであった。 
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