| 携帯サイト  | 感想  | レビュー  | 縦書きで読む [PDF/明朝]版 / [PDF/ゴシック]版 | 全話表示 | 挿絵表示しない | 誤字脱字報告する | 誤字脱字報告一覧 | 

仮想空間の歌う少年

作者:ケンケン4
しおりを利用するにはログインしてください。会員登録がまだの場合はこちらから。 ページ下へ移動
 

15ー夏の夜の夢

 
前書き
ALO最後です!短い?
それでも問題無いぜ!という方はどうぞ! 

 
「今日もやってるね…」

須郷の計画を阻止し、明日奈が退院した後、俺はSAOサバイバーを集めた学校に通っていた。
まあもちろん明日奈や和人も通っているのだが…

「…仲良しだな♪」

昼休み。四階のカフェテラスにいるのだがそこは中庭が見える。
…そこで和人と明日奈が一瞬にお昼を食べているのだが。
2人の近さが半端ない。どう見ても夫婦です。ありがとうございました。

「まったくあんなにくっついちゃって…」
「リズさんだから一ヶ月は手を出さないっていう協定なんて作るから…」

ん…あれは…?
どうやら俺と同じで窓から見てる少女2人組を見つけた。1人はお弁当を食べていて、もう1人は牛乳パックをギュルギュルと飲み干している。俺はとっさにあの世界であった2人を思い出し、

「もしかしてリズとシリカちゃん?」

呼んで見た。その呼びかけに2人が俺の方を向く。

「あ!スノーさん!」
「なんだ…あんたなの…」
「おいおい…あんたは酷いな。…つーかリズ。お行儀悪い。もっとパック牛乳はもっと音を立てないで飲むものでしょ‼︎」
「そういう問題⁉︎」

どうやらシリカちゃんは綾野珪子という名前でリズベットは篠崎里香という名前見たいだ。
その後キリト…和人の愚痴から始まり惚気話を聞いているとあっという間に昼休み終わる5分前だった。

「おっともうこんな時間ね…」

里香が話足りない様子だった。俺はふと今日のあることを思い出した。

「そういえば2人とも今日のSAOの打ち上げ…場所分かるよね?」
「はい。エギルさんのダイシー・カフェですよね。」

とシリカちゃん。

「はい。そのとうり!ま、今日は楽しみましょうや!…そんな2人に朗報があるよ!」
「「⁇」」

2人とも首を傾げる。俺は笑いながら人差し指を立て一言。

「次の授業…ヤバくない…?」

その後3人が一斉に教室にダッシュしたのは言うまでもない。
俺は面倒くさいので途中から歩きました。怒られたけど。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

退屈な授業も終わり。俺は一足先にダイシー・カフェへと向かった。カフェに入るとパーティーの準備は出来ているようだった。俺はある人に話しかけた。

「ユリエールさん!」
「スノーさん‼︎久しぶりね。」

あの地下で助けた。ユリエールさんとシンカーさんがいた。どうやらこの2人は結婚したらしい。

「ご結婚おめでとうございます!」
「ありがとう…スノーさん。あの時貴方が救ってくれなかったら今頃こんな未来になっていませんでした…」
「どういたしまして。」

俺は軽く一礼した後、笑顔で。

「ユリエールさん。おめでたができたらぜひ雪宮病院に起こし下さい。…産婦人科もありますので。」

ユリエールさんとシンカーさんは一瞬キョトンとした後「その時はよろしくお願いします。」と笑って言ってくれた。
そんなこんなで話しているとキリト以外のほとんどの人が来たみたいだった。ちなみにキリトは主役という事で本人には遅く集合時間を言ってある。

「早く♪キリト来ないかな?」
「あんた…えげつないわね。」
「んー?美味しかったから大丈夫だよ。」
「そういう問題⁉︎」

リズベットが呆れた顔で話す。ちなみに俺が持っているのは大きなパイ。もちろんやることはただひとつ。そうすると人が入ってきた。

「「「「「SAOクリアおめでとう‼︎」」」」」
「はい。パイをどうぞ!」
「ぐふっ‼︎」

みんながクラッカーを鳴らす中。俺はパイを入り口にぶん投げた。
よし‼︎当たった…







































のはキリト妹の直葉ちゃんの顔面だった。もちろんパイ塗れだ。…直葉ちゃんが。

「あ、あれ…?」
「…スノー?」

あれー?おかしいなー?SAO最終決戦並みの殺気だった人がいるんだけど。

「ち、違うんだキリト。…ああ!直葉ちゃんごめんね…タオル持ってくるから…」
「その前にスノー…人の妹に何やってるんだ…?」

あれ?おかしいな…肩にえげつないほどの力が込められてるだが…あれ?なんでみんな合掌したり十字切ってるの…?ははは…

「ぎゃあーーー‼︎」

俺の盛大な悲鳴と共にそんなこんなでカオスな打ち上げ会が幕を上げた。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

カオスな打ち上げ会は大盛り上がりだった。キリトがかみかみの乾杯の音頭をとったり。俺が『光』を歌ってみんなポカーンとしたり。
その後二次会はALOの中で行うことになっていて、来てみるとキリトとリーファが空中で踊っていた。ちなみにALOのサーバーはあの事件の後。何処かのベンチャー会社に管理されている。とりま。須郷ざまあ。そのおかげか今まであった飛行制限が廃止されて名実ともに、空をとべるゲームになった。

「偽りの妖精の王が消えて。自由の羽が手に入った。か…」

まあ、それは置いておいて。その美しい妖精の舞を見ている俺の設定したアラームが鳴った。

「キリトー!リーファ!そろそろ来るよ♪」

俺が2人に声をかけると2人共空を見上げる。

そこにはあの世界で戦ったアインクラッドが浮かんでいた。
あの天空の城をクリアする。
そのためにキリト、リーファ、アスナ、リズベット、シリカ、シンカー、ユリエール、エギル、クライン、ユージーンなどがどんどん天空の城へ飛んで行く。
俺はそれを見て。

「あの戦いはまだ…終わってない…か…!」

俺も歌いながら飛ぶ。俺はまだまだ子供だ。でも大人がいろいろ抱えてるように子供も抱えてるんだ。大きな夢を。さあ、行こう。

天空の城へと


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜


NEXT→Sound≠bullet
 
 

 
後書き
次はGGO!
やっふー!俺の妄想が滾るぜ…!
感想よろしくお願い申し上げます。 
ページ上へ戻る
ツイートする
 

感想を書く

この話の感想を書きましょう!




 
 
全て感想を見る:感想一覧