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最強の防御魔法使い〜水の換装滅竜魔導士〜

作者:デイジー
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デカイ家も大概だね。

 
前書き
メチャクチャ更新遅れました。学生の身なので結構忙しがしくて………
それになかなか話がまとまらなかったです…。はい、すいません。
相変わらず説明が下手くそだと思います。一応わかりやすくするようがんばってはいるんですが……。
 

 
第五話

次の日

「ふぁぁぁ・・・・」

と、欠伸をしながらギルドに入ってきた俺。

「あ、おはよーユーキ♫」

と、出迎えてくれたのはライラ。

「もういるのか・・早くないかライラ?」

現時刻は午前八時ごろ。
それ以前にライラが来ているのだからなかなか早くからここにいることになる。

「だって楽しみだもーん♫」

「アッハイ」

「なんか酷くない?!その反応?!」

そんなコントをしているとカウンターから声がかかった。

「おはよう、ユーキ♫」

ミラである。

「おはようミラ、お前も早いなぁ…」

「ええ♫いろいろすることもあるし。」

ミラは酒場だけでなく、依頼の管理もしている。

「それで、二人ともどんな仕事にするの?」

「そうだなぁ…これなんてどうだ?」

と、一枚の依頼書をリクエストボードからとってカウンターに置く。

「どれどれ?『ニルヴァレン夫妻の護衛』ご、50万ジュエルぅ?!!!!」

「ニルヴァレン夫妻って確かアースランドでは結構有名な貴族よね。どうしてそんなお金持ちがギルドに依頼するのかしら。きちんとした護衛を雇えばいいのに…」

と、ミラが考え始める。

「まぁなんか事情があるんだろ。で、どうするライラ?」

「ちょっと怖いけどいいと思うよ!二人で均等にしても25万…ぐふふ…スイーツ沢山食べられる…ぐえっへっへ…」

ライラはかなりのスイーツ好きなのである。依頼の報酬の半分以上がスイーツに飛んでるとか飛んでないとか…

「そ、そうか。そういうことでこれにするよミラ。」

「ええ♫わかったわ♫」

「よし!いくかライラ。」

「うん!」

「んじゃいってくるわ」

「ミラ姉さん行ってきまーす♫」

そういって手を振る俺とライラ。
ミラも返してくれた。





「さてどうやって向かう?俺は飛べるが…」

「あ、そうだね……うーん……。
……あ、あのさ…///」

「ん?なんだ?」

「だ、抱っこしてくれないかなぁ…なんて///////」

「………え?………」

「えっ?!あ、あたしなにいってんだろ?!ごめんね!////冗談冗談!////」

「まぁお前軽そうだしできないこともないが…。よいしょっと…」

「きゃ?!////ちょ///」

俺はライラを抱っこした。お姫様抱っこで。

「な、なんでお姫様抱っこなのよぉ?!////」

「運びやすいから。…換装!」

そう理由を添えると俺はそのまま翼か着いている鎧、「迅速『パンドラの鎧』」に換装する。マカオの件や奴隷船の時にも使ったこの鎧はスピードと攻撃力を上げる為に腰周り、両方の肩から肘にかけて殆ど装備が無い。首から腰、下半身は空気抵抗に優れた形状になっている。
要は防御を捨てて攻撃面にステータスをもっていく代物である。
まぁ相手が飛び道具を使ってるなら話は別だが。

そして換装した俺はライラをお姫様抱っこしたまま飛翔した。

そして・・・そこそこ加速した。

「ぎゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!!!!」

マグノリアの空に女性の叫び声がこだまする・・・。

数分後・・・
依頼主の家・・・訂正、豪邸の近くに着地する俺。
しかし、着地したにもかかわらずライラが俺に抱きついたまま離れない。よほど怖かったのだろう。

「ごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさい・・・(泣」

「あぁ〜・・・ごめんなライラ。もう着いたぞ?もう泣くな。な?」

と、言いながらライラの頭を撫でる。

「うぇっく・・・ひぐ・・・う、ご、ごめん・・・」

「よしよし。さ、涙拭いて、行くぞ。」

「うん・・・」

なんとか泣き止ませた俺と泣き止んだライラは依頼主の豪邸の門の前に来た。

「誰もいない…すんませーん!」

と門の前で叫ぶと

『はい?どちら様で?』

と、声が聞こえてきた。
なるほど、壁についている監視用ラクリマに音声伝達機能を追加したのか、便利だな。これなら一方的に外と接触できる。

「ええっと、俺たち妖精の尻尾から依頼できたんd『あぁぁぁ!少々お待ちください!』…」

少しすると

「お待たせしました。ニルヴァレン家の執事をしております、ロノウェ・ハータロスと申します。以後、お見知り置きを。」

と、見た目30代後半くらいで、しかし貫禄が出ている以下にも執事といったような男の人がどこからともなく出てきた。

「初めまして。ユーキ・グロウイースと言います。.oO(この人今どっから来た?)」

「ら、ライラ・ロールシュトレインです!。」

俺は軽くお辞儀をして、ライラは直立している。緊張してるんだろう。

「ええっと、依頼のことなんですけど、具体的に何処から何処までの範囲ですか?。」

「それについてはまた後程お伝えします。それよりもさぞ遠かったでしょう。お屋敷で少し休憩して行ってください。」

「そうですか?ならお言葉に甘えさせてもらいます。いいか?ライラ。」

「わ、私は大丈夫。」

「では私がご案内致します。」

そう言うと門が開いた。
本当にどこから現れたんだあの人…。
門をくぐりわかったことは…

「え?何この庭の広さ…」
「わぁ!すごーい!!」

俺は我が目を疑うように驚き、ライラは子供の様にはしゃぎ回っている。

「ライラ、あんまりはしゃぎすぎんなよ?」

「う、うん!」

そんなに目をキラキラ光らせながら言っても説得力皆無だぞ…
まぁでもしゃーない。本当にどんだけ広いんだこの庭…

「初めてここを訪れた方は皆あなた方のように驚かれて行きますよ。」

「で、でしょうね…」

くどいようだが本当に広い。うちのギルドの何倍あるんだよ…庭だけで…

そんなこんなしていると屋敷の中に入れてもらった。
まぁ当然屋敷の中も広かった。うん。豪邸だな。
そして俺とライラは一つの部屋に通された。ソファーやらなんやらがあることから接客のための部屋かな?

「こちらでお寛ぎ下さい。少ししましたら奥様と旦那様がお見えになります。」

と、ロノウェに案内された。

「ありがとうございます。」

ではまた。とロノウェが返事をして、部屋から出て行った。

「さっすが貴族。家も部屋も庭もなにからなにまで豪華だな。」

多少こういうのには憧れがあるが、多分すぐ飽きる。だって絶対使ってない部屋の方が多くて掃除大変じゃん。

「そうだね〜。」

「そういえばライラは何処に住んでるんだっけ?」

「ん?フェアリーヒルズだよ。」

フェアリーテイルには女子寮が存在する

「そうか、こんな豪邸住んでみたいか?」

「住んでみたいけど多分落ち着かなくて家にいるだけで疲れそう(苦笑」

「だよねー」

そんなこんなしていると。
コンコンとノックがした。

「失礼します。旦那様と奥様がみえました。」

そういってロノウェと依頼主である夫妻が入ってくる。

「よくぞお越し下さった。私はニルヴァレン家現党首、クラウス・ニルヴァレンという。で、こっちが家内の…」

「フィール・ニルヴァレンなのです。ふふ♫」

うわっ、なんだ、旦那さんはすっげー貫禄出てるし奥さんはすっげー美人…
でも見た目二人とも20代後半くらいか?

「初めまして、フェアリーテイルの魔導士、ユーキ・グロウイースといいます。」

「同じくライラ・ロールシュトレインです!」

と、俺とライラはお辞儀をした。

「まぁまぁ、どうぞ座ってくれ」

「失礼します」

俺とライラが座り、その向かい側に夫妻が座る。

「さて、依頼の件だが、範囲はここからアカネビーチを1往復、期間は明日ここに帰るまで。つまり向こうで一泊二日と言うわけだ。君たちの宿もとってある。」

「わかりました。しかし、何故魔導士ギルドに依頼を?きちんとした傭兵ギルドでも良かったのでは?」

「もちろん傭兵ギルドからも2人雇っているが、どうも傭兵達は保守的になりやすいようでな?それに最近はガラの悪い魔導士が悪さをしていると聴く。だったら魔導士も必要だろうとふんだのだ。」

「なるほど、つまり俺たちは攻撃面に力を入れれば言い訳ですね?」

「そうだ。では、もう少ししたら出発しようと思う。準備をしておいてくれ。正門で待っていてくれ。」

「わかりました。」




正門前にて

「と言うわけだライラ、今回は攻撃中心だが大丈夫か?」

「うん。多分。もうなんだかんだいってだいぶ良くなってるから。」

「そうか…」

すると馬車がやって来た。何故馬車かと聞いたらフィールさんが馬車がいいときかなかったそうだ。

「お、来たみたいだ。」

とりあえず傭兵ギルドの二人と軽く挨拶した後俺たちは出発した。
配置は手綱を引く人の隣に傭兵一人、馬車の中にライラと執事のロノウェさんともう一人の傭兵と夫妻。
俺?俺は空中。何故かって?すぐ感知でき、ボコれるから。
本音?酔うからでもある。

とりあえずここからアカネビーチまでだと3時間くらいか?意外にこの馬車速い。

30分くらいすると、森に入った。

「さて、そろそろ警戒心上げてくか…」

俺は意識を集中させ、周りの魔力を監視していた。
さらにそこから20分経った頃…

「ん?この魔力の数…なるほど、質より量か…」

どうしようか考えていると…
大量の弓矢が全方位から降ってきた

「?!マジかよ…おら!」

俺は東西南北+上方向に魔法陣の盾を張った。
この魔法は『具現魔法陣』という。
具現魔法陣はそのなのとおり魔法陣を具現化させ、直接盾として使う魔法である。魔法陣を組むだけだから素早く発動でき、なおかつ結構硬い。

バキンバキン!!

と具現魔法陣に大量の弓矢が当たった、流石に手綱引いてる人や中にいる人たちも気づいた。

「ユーキ?!」

「ああ、敵襲だ。ったく、あいつら数で押してくる気だぞ。気を付けろ。」

「うん!」

馬車から出たライラと俺はそれぞれ逆方向に飛び出し各々戦闘が始まった。






 
 

 
後書き
はい、次回は遂にライラの魔法が明らかになります。
あと、もうちょっとユーキ無双が出来るような実力にしてみたいと思います。

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