最強の防御魔法使い〜水の換装滅竜魔導士〜
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慢心、ダメ絶対
前書き
今回は短いです。
第四話
そんなこんなでミラと話をしていると・・・
「たっだいまぁ〜♫」
と、勢いよくギルドに入ってくる一人の女性・・・と言ったほうが良いのかよくわからん。少女って歳でもないし女性という言葉が合うかどうかもわからない。
そしてその言葉に振り向く俺とミラ。
「あら、おかえりなさいライラ♫」
「おかえり〜」
と声をかける。
「ふっふふっふふーん♫。ん?あら?初めて見る顔ですね♫」
と、鼻歌を歌いながら歩いていると思いきやルーシィに絡んでいった。
ライラは人懐っこいのである。
「初めまして♫私はライラ・ロールシュトレイン。ライラって呼んでね♫」
「あ、あたしはルーシィ♫よろしくね、ライラ♫」
「うん♫よろしくねルーシィ♫」
とりあえず自己紹介を済ませたのか、ライラがカウンターに来た。
「ふぃぃ〜疲れたぁ〜。ミラ姉さん、お水くーださい。」
ライラはミラの事を''ミラ姉さん''って呼んでいる。姉妹ではないのをここで確認しておく。
ライラ曰く「私の憧れなの〜」らし
い。
お水を頼まれたミラは、カウンターの席を外し、厨房に戻り、冷えた水を持って来てライラに渡した。
「はい、どうぞ♫」
「ありがとうございますぅ♫」
「どうだった?護衛任務は。」
「うん。なんとかうまくいったよ♫」
「そりゃよかっな♫」
ライラは護衛任務の依頼をしてきたのである。
「にしても私がいない数日間にまた新しいメンバーが増えたね。」
「まぁかくかくしかじかだな。」
経緯を話す
「ほぇぇ〜。あの子精霊魔導士なんだぁ〜。そ、それに・・・」
「?それに?」
「なんでこのギルドはお胸の大っきい人の割合が多いんですかぁぁ!」バンバン!!
机を叩く。
ライラの切実な心の叫びだった。
口に出したから心の叫びかどうかは別として。
「あら?そうかしら?」
と、疑問詞で返すミラ。
皮肉たっぷりの発言に、これが素ならちょっとこわい。
ちょこっと考えてみよう。
ミラ、カナ、ルーシィ、ビスカ、そういえばあいつもあったなぁ・・・。
それに対して控えめ組はライラ、レビィ・・・成る程。
ふとライラを見てみると若干涙目。
「大丈夫だライラ。そーいうのが好きな人は沢山いるさ。」
「慰めになってないよぉ〜(涙目)大きい方かいいのぉ〜!こうなったらいつかもぎ取ってやる!」
もぎ取るってお前・・・。
「んぁ、そうだユーキぃ、何か一緒にクエストしない?」
切り返しがはやいなぁ。
依頼はなにも一人でやることではない。複数人で行うのが多々ある。
好きな奴で固まっているのがいわゆるチームだ。
俺はある女魔導士とペアを組んでいる。と言ってもそいつと一緒にクエストをすることはあまりない。
俺は自由が好きだ。
だからテキトーにその場で組むこともある。
だが・・・
「え?お、俺と?・・・か、体は大丈夫なのか?・・・」
ライラは2年程前に討伐系依頼で大怪我を負った。
訂正。俺のせいで・・だ。
「大丈夫だよ。それにさ、あの時の事、なんとも思ってないよ。ユーキのせいじゃないもの。」
あの時、俺とライラは怪物討伐の依頼を受け、現地へ向かった。怪物は30体程いた。ライラとうまく息を合わせ、次々に倒して行った。
魔力もそこそこ減ってたのもあるが、俺は慢心していた・・・だから真後ろに迫った敵に気づくのが遅かった。
その時咄嗟にライラが庇い、怪物の物理攻撃を直で食らってしまった。
俺は魔法陣を貼り、ライラを守りつつ怪物を全滅させた。
泣きながら・・・。
すぐにポーリュシカさんに診てもらった。胃などの内臓が少しやられたらしいから刺激物、例えばお酒やカレーなどといったものを入れるなと・・・。
「いや、俺のせいだ・・・俺が慢心してたから・・・。」
「大丈夫・・・私はもう大丈夫だから・・・」
そう言いながら横から俺に抱きついた。軽いハグである。
ミラはなにも言わずにただ俺たちの会話を聞いている。
「・・・わかった。行こう・・・。」
「本当に⁉︎」
「でも今日はもう休め。」
渋々了承したライラは自宅に帰った。
「ライラとペア・・・か・・・」
「大丈夫よ、ユーキなら。」
「ありがとう・・・」
・・・・・・
少し沈黙した後。
「俺も、もう今日は帰るわ。明日に備えて。」
「そう、わかったわ。じゃぁね。」
「おう。また明日。」
お互い手を振って挨拶した後、俺はギルドから出た。
「・・・・・いいなぁ・・・ライラ・・・。」
そんなミラの独り言に気付いたものはいなかった・・・。
後書き
とりあえずオリキャラの登場に成功しました。
現時点でもライラの公開プロフィールを載せます。
⚪︎ライラ・ロールシュトレイン
魔法:⁇⁇
(女:18/胸:レビィ<ライラ<<<ルーシィ)←(<<<これ重要)
外見:「ひぐらしのなく頃に」の園崎詩音のような感じ。
2年ほど前、討伐系の依頼を受け、その依頼先で大怪我をおう。外見は傷が癒えているが、内臓が幾つか損傷している。
ポーリュシカさんにも多少の戦闘は出来ても討伐系の依頼はもう無理だと言われ、それ以来魔法教室の先生やら、護衛、探し物など、地域貢献に全力を注いでいる。そのおかげか、町の人には結構好かれている。ミラとは違った形のアイドル化してるとか…。
ミラに結構可愛がってもらっている
実はユーキのことが好きらしい?(ユーキ本人は気づいてない模様)
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