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KAIXA

作者:斬刄
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学校内接戦(後編)

「Gaaaaa‼」
小さく分裂したティラノサウルスオルフェノクは運動場に集まっていく。そして巨大化して俺たちに襲いかかってきた。イーグルオルフェノクはランサーとの戦闘をまだ続行しており、今はまだランサーは動けない。
「俺達でやるしかないのか…」
「やらないと殺される…」
篤と劉牙は武器を使って骨に攻撃しようとするが
「硬い⁉」
「傷一つも入らないのか‼」
ティラノサウルスオルフェノクの一つ一つの骨の硬さは尋常じゃなく硬く。全く歯が立たない。
【exceed charge】
「うぉぉぉぉ‼」
玲が突っ込んでグランインパクトを篤達が攻撃したところに狙い、傷は入ったもののヒビまではいかない。
「これでもか⁉」
巨大なオルフェノクはかぎ爪で切り裂こうとしていた。本来なら誰か一人が切り裂くだけで死亡は確定したのも同然だが

「はぁぁぁぁ‼」


そこにアイリが加勢してくれなかったらこっちはやられていた。
玲side
危なかった。あの巨大なオルフェノク…普通の攻撃じゃあ歯が立たない…サイドパッシャーを使って倒そうとしても時間がかかり過ぎる。だからと言ってアイリに任せるわけにもいかない。
「おい…どうする⁉このままだと」
分かってる。こっちがやられるって言いたいんだろ?でも問題はあの硬さを一斉攻撃でなんとかなるのか?何よりも厄介なのはどこが弱点なのかがわからないことだ。
「最大の攻撃で足部分を潰す…再生がついていないのが唯一の救いだ…」
「⁉どういうことなんだよ‼」
ああ、そうだ。本物のティラノサウルスオルフェノクが相手だと俺たちには全く勝機なんて無い。
「本来ティラノサウルスオルフェノクの完全体は再生を持っているんだ。本来なら俺達の全滅は確定…最悪この地域に飽き足らず大暴れは間違いないなく行われる」
けれど、今は未完成。
なのだとしたら動かせれる手段を無くさせて動けなくさせて後から倒せばいい‼
「奴の足の骨を片っ端から潰せば後から全体を潰す時間ぐらいは稼げれる‼」
【【exceed charge】】
【rider beat】
俺達が必殺技を繰り出して足の骨を破壊する。無理に心臓を潰す賭けをするくらいなら安全に正確に倒すべき敵を確実に倒すことが先決だ。
「よっしゃあ‼」
正にヒット&アウェイの戦法。
必殺技を食らわせてそこから反撃されないために一旦退避。必殺技にも大きな隙があるためティラノサウルスオルフェノクが延期戦にはなるがこれなら誰も殺されないだろう。

けれど、立ちすくんでいた二人がいた。



未来と刹那がまだ残っており、今ティラノサウルスオルフェノクの近くにいたことだった。
本当に迂闊だった。このままだと未来と佐波田が殺される。



けれど衝撃的なものを見てしまった。それは何故かイーグルオルフェノクが二人を庇ったことだ。


ランサーside
「ちっ…あっちもそろそろ不味いか…こりゃあとっとと決めるに越したことはないな。」
こいつ中々やるな。
俺の槍をかわしてその後に回避ギリギリの状況で攻撃してきやがる…どうやら切り札を見せてあいつらの加勢にいく必要があるな?

「…⁉」
「っておい‼まだ戦いは終わってな」


しかし、意外なことが起こった。
イーグルオルフェノクは未来を守るために自ら自分が標的になりやがった‼
「ガァァァァァ‼」
なんで庇ったんだ?
奴と二人には何かしらの関係があるのか?いやそれはいい。
ともかくあの巨体なオルフェノクを潰すことだな‼
「本来ならこれはあまり見せたくないものなんだがな…」
まだイーグルオルフェノクとは戦いたかったが仕方ねぇ。
「でもここなら奥の手を使っても問題ないよなぁ‼」
今この場にいるサーヴァントは俺一人だけ、宝具を使ってもなんの問題もねぇ‼
「|突き穿つ死棘の槍‼
《ゲイ・ボルグ》」
ティラノサウルスオルフェノクは俺をかぎ爪で切り裂こうとしたがその前に灰と化して消えた。
悪いな。俺の宝具は必ず狙ったところに命中するもんでな。そんなに隙間だらけの骨組みじゃいくらてめぇがいくら硬さを増してもどうにもなんねぇよ。

玲side

二人を助けれたのかが分からない。
ティラノサウルスオルフェノクが灰になって消え二人が危険な目にあったことに迂闊だったが、イーグルオルフェノクが庇い守ってくれた。
「貴様…何故あのを庇ったんだ?」
そう、何で庇ったのか分からない。オルフェノクはここの人間を利用して何かやらかすつもりだったはずだろ?
「その亡くなった娘に見えてしまったんだよ…いい子だった。人間と分かり合えると言ったけれどその子はな?謎の黒い男によって殺されたんだ…ワシは人間を憎んだ。許したくなかった。けれどな、ワシは疑問を抱いていた。
奴のことを調べてみたら娘はとんでもないものを知って殺されてしまった。奴は人間でもオルフェノクでなく奴がとんでもなく恐ろしい存在であり、世界を狂わせた元凶であることが分かったんだ。
ワシは言えなかった。言ったら必ず殺される。

立ちすくんでいたその女の子を見てあの時の娘を思い出して、助けてしまったよ。ワシは心の底から戦争なんてどうでも良かった。平和に暮らしたかっただけだった。
君達にこんなことを言った理由は少なくとも他の誰かに知らせたかったんだ…自己勝手なのかもしれないが許してくれ。そして忘れないでくれ。何があっても‼生きのびるという強い信念を忘れるな…!しかし、やっとゆっくり休めれる。これがワシの夢だったのかもしれないな…」
イーグルオルフェノクはこの世を去った。
辛い真実。荒れ果てた世界。
だからこそ俺達は進まなければならない。死んでいったクラスメイト、先生、周りの人、家族。
イーグルオルフェノクの最後。
それらを抱えながら死んでいった人達を背負って生きていくんだ。

「⁉」

学校が崩れ、突然現れた黒い渦がもう一つ現れ篤達を吸い込もうとしている。
「掴まれぇぇぇ‼」
俺達は篤達を全力で引き戻そうとしていたが
「駄目だ‼うわぁぁぁぁあ‼」
篤達は黒い渦に吸い込まれてしまった。生存しているか分からない。けれど一緒に行きたかった。
人手は多い方がいいが、もう一つの黒い渦が篤達を連れ去られてしまった。
どうして急に現れたのかは分からないがその理由を考えるのはまだ情報が足りなかった。
ともかく今現在の世界の状況の情報を手に入れた。
後はもう俺達も行くしかない。
「この先へは別世界ですわ。戦闘もあるかもしれない。それでも行くという選択肢しかないですわね。」
この渦がどこの世界に繋がっているかは分からない。それでも行くんだ。
「玲…」
何があっても俺達はこの世界をどうにかしなければならない。俺と美香はサイドパッシャーに乗り、黒い渦の中に入っていった。

篤達の生存を祈り、死んでいった人達の為に何があっても生き残ることを忘れてはいけない。そして同時にこの世界を無茶苦茶にさせた黒幕が戦争好きなのだとしたら倒さなければならなかった。 
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